概要
四つの環状列石が並ぶ。祭祀の場とされる。
解説
伊勢堂岱遺跡(いせどうたいいせき)は、秋田県北秋田市脇神字伊勢堂岱にある縄文時代後期前半の環状列石が主体の遺跡。国の史跡に指定され、出土板状土偶・出土品は秋田県指定有形文化財に指定されている。2021年7月27日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。 秋田内陸縦貫鉄道の縄文小ヶ田駅南方の湯車川をこえた標高40 - 45メートルの河岸段丘の北端台地の上にあり、国内で唯一4つの環状列石(ストーンサークル)が発見された遺跡である。 保存状態が良く、学術的な価値が高いことから2001年1月に国の史跡に指定された。また、2021年7月27日に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡の一つでもある。 半径3キロメートル以内に大館能代空港・秋田内陸線 縄文小ヶ田駅・伊勢堂岱インターチェンジがありアクセス面で優れていて、縄文遺跡群を巡る起点の役割が期待されている。 園路南側の森を抜けると、環状列石と白神山地が一望でき、ガイダンス施設の「伊勢堂岱縄文館」周辺では田んぼアートや、約2千年前の品種の「蓮の花」を見ることができる。 縄文時代後期の遺跡で、A - Dの4つの環状列石や掘立柱建物跡、土坑墓、土器埋設遺構、捨て場、フラスコ状土坑、日時計型組石などから構成されている。 4つの環状列石からやや離れた場所に、日時計型組石が数個ある。これは大湯環状列石と同じように、この組石の中心から環状列石Aを見ると、夏至の日に太陽が沈む位置とおおよそ一致する。環状列石Aは直径が約32メートルで上空からの平面形がメロンのような形をしており、つるの部分が特徴的である。祭祀の際の特別の通路として機能していたのではないかとの指摘もある。 環状列石Bは円ではなく欠けた弧状をしており、北側を通る秋田内陸線(旧・国鉄阿仁合線)の建設時に残部が壊されたとする説と、元々未完成の環状列石だったとする説がある。また、環状列石Bの土坑墓からは完全な形で復元できる板状土偶が発掘されている。伊勢堂岱遺跡からは土偶が200点ほど見つかっているが、ほとんどが破片である。 最大の環状列石Cには石を縦横に組み合わせた構造もあり、これは、青森市の小牧野遺跡の小牧野式配石と呼ばれるものと共通する珍しい配石である(環状列石Aにもこの構造は存在する)。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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創建・開業:縄文後期 指定:史跡、世界文化遺産
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