概要
森の中の石段の先に建つ。琉球独特の石造の磴道が残る。
解説
末吉宮(すえよしぐう)は、沖縄県那覇市首里末吉町の末吉公園内にある神社で琉球八社のひとつ。旧社格は無格社。 主祭神として以下の熊野権現を祀っている。 伊弉冉尊 (いざなみのみこと) 速玉男尊 (はやたまをのみこと) 事解男尊 (こよさかをのみこと) また、別鎮斎として以下の神を祀っている。 澳津彦命 (おくつひこのみこと) 澳津姫命 (おくつひめのみこと) 康熙52年(1713年、和暦では正徳3年)に成立した『琉球国由来記 巻11 密門諸寺縁起』の〔大慶山万寿寺〕の段にある「大慶山権現縁起」では、当社の開基を景泰年間(1450年 - 1457年)であるとし、その創始について次のような伝承を記している。 琉球王国の第6代国王尚泰久王の御世、天界寺の前住職であった鶴翁和尚が壮年の頃に倭国で修行していた際、熊野の方に向かって「もし、私が学道の修行を成就したなら、帰国して本意の後、熊野へ参詣致します」と誓って言った。やがて学道修行は成就し、帰国して住持となったことから、誓願を果たすべく尚泰久王に暇請いを願い出たが、王はこれを許さなかった。鶴翁和尚は頻りに暇請いをおこなったが、ある時、夢に人が現れ、「師よ志を遂げたいと欲するなら、是より北山に向かって大きな声で呼びなさい。応ずる所に霊験があるだろう。そこが即ち居所である。私は熊野権現である」と言った。夢より覚め、稀有に思いながらも一峰に到りて声を上げると前の山に響くところがあった。そこを尋ねたところ、崎嶇嶃岩(きくせんがん)としてあたかも霊地、人跡およばざる場所であった。そこに鬼面が一つあり、すなわち霊験であるとこれを拝んだ。このことを王殿に奏したところ、王もまた霊夢を見たことから、この出来事が意味なきことではないだろうと大臣等に詔し、この地に大社を建立した。また、鶴翁和尚がこの場所を歩いたとき1枚の鏡を獲たが、霊光を放つので社殿内陣に蔵した。 上記伝承は慶安元年(1648年)に初版が開板された『琉球神道記 巻第5』の「末好権現事」にも、ほぼ同様の内容が記載されている。 『琉球国由来記』に記述されている万寿寺(現・遍照寺)は真言宗8公寺の一つとされた当社別当寺であったが、『琉球宗教史の研究』では当社建立と同時に万寿寺も建立されたのではないかと推測している。 当社は官社の制により琉球八社とされた。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建:15世紀 社格:琉球八社 指定:史跡 ご利益:厄除け
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