概要
薩摩は廃仏毀釈が徹底され、仏壇が禁じられた時期がある。隠れて作り続けた技術が、解禁後に産地として育った。国の伝統的工芸品。
解説
川辺仏壇(かわなべぶつだん)は、鹿児島県南九州市川辺町で製造されている仏壇。金仏壇の京型仏壇で、組立て工程の一部に金箔押しが組み込まれている。昭和50年(1975年)5月、国の伝統工芸品に指定された。 川辺仏壇は、各部門の職人たちによる技術の粋を集め、細部まで手が入れられ堅牢に製作されており、国産の仏壇としては価格も手頃となっている。川辺仏壇は完全分業で製造を行っており、仏壇本体を形作る『木地』、内部の屋根を作る『宮殿(くうでん)』、引き出しなどに施される『彫刻』、金属で細かな装飾を施す『金具』、彩を加える『蒔絵』、天然本黒塗りにより控えめな表面の艶を漆で表現する『塗り』、仕上げに純金箔や純金粉で輝きを持たす『箔』による7つの分業体制で製作され、各工程を経て完成。技法は、『木地は、スギ、ヒバ、ホオ若しくはマツ又はこれらと同等の材質を有する用材として、木地の構造は、「ほぞ組み」及び「ぞうきん摺り」による組立式であること』、『宮殿造りは、「本組技法」によること』、『塗装は、精製漆を手塗りすること』、『金箔押しをすること』、『金具は、銅若しくは、銅合金又はこれらと同等の材質を有する金属製とすること』、『漆は、天然漆とすること』となっている。平成19年(2007年)3月、鹿児島県川辺仏壇協同組合により特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5033691号。 南九州市川辺町は日本有数の仏壇産地であり、全国伝統的工芸品仏壇仏具展にて、昭和60年(1985年)開催の第8回と平成15年(2003年)開催の第17回で大臣賞を受賞するなど、国から表彰を受けた職人が多数いる。現在、川辺仏壇も職人の高齢化と後継者不足に陥っている。また、販路組織を持っていないため、製造本数では全国でも上位だが生産額では上位に入っておらず、まるで下請け同様の状態に置かれており、展示場も、組合が運営する『川辺仏壇工芸会館』があるものの、これ以外に公的な展示場は無い。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建・開館:1800年代 代表作・所蔵:七つの職種の分業、金箔と彫刻 ジャンル:漆芸、彫刻、金工
出典 ja.wikipedia.org ↗旅の前に知っておくこと
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