概要
23歳の技師が設計した。湖の水を京都へ引くために山にトンネルを掘り、舟を台車で坂に上げる装置まで作った。国の史跡。
解説
琵琶湖疏水(びわこそすい)は、琵琶湖の湖水を滋賀県大津市から西隣の京都府京都市へ流すため、明治時代に作られた水路(疏水)である。第1疏水(1890年に完成)と第2疏水(1912年に完成)を総称したもの。両疏水を合わせ、23.65m3/sを滋賀県大津市三保ヶ崎で取水する。1日200万トンの水が流れる。その内訳は、水道用水12.96m3/s、それ以外に蹴上発電所による水力発電、農地の灌漑、下水の掃流、工業用水などに使われる。また、疏水を利用した水運も行われた。 蹴上発電所による水力発電は通水翌年の1891年6月から運転が開始された。これは営業用発電所として日本初であり、世界的に見ても先進的な取り組みであった。その電力は日本初の電車(京都電気鉄道、のち買収されて京都市電)を走らせるために利用され、さらに工業用動力としても使われて京都の近代化に貢献した。 疏水を利用した水運は、琵琶湖と京都、さらに京都と伏見、宇治川を結んだ。落差の大きい蹴上と伏見にはケーブルカーと同じ原理のインクラインが設置され、船は線路上の台車に載せて移動された。水運の消滅に伴いインクラインはいずれも廃止されたが、蹴上インクラインは一部の設備が静態保存されている。 無鄰菴や平安神宮神苑、瓢亭、菊水、何有荘、円山公園をはじめとする東山の庭園に、また京都御所や東本願寺の防火用水としても利用されている。 国の史跡に指定され、施設は国宝・国の重要文化財に指定されている。また文化庁による日本遺産に認定され、土木学会選奨土木遺産に認定されている。疏水百選のひとつである。また、安積疏水(福島県郡山市とその周辺地域)、那須疏水(栃木県那須野が原)と並ぶ日本三大疏水のひとつと数えられる。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建・開館:1890年 建築・作者:田邉朔郎 代表作・所蔵:レンガのトンネル坑口、インクライン、水路閣 ジャンル:建築、野外・ランドアート
出典 ja.wikipedia.org ↗旅の前に知っておくこと
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