概要
社殿群が重要文化財。
解説
涼ケ岡八幡神社(すずみがおかはちまんじんじゃ)は、福島県相馬市にある神社である。旧社格は郷社。宗教法人としての名称は「八幡神社(やわたじんじゃ)」。 誉田別命(応神天皇)、帯中彦命(仲哀天皇)、息長足姫命(神功皇后)を祀る。 社伝によれば、現在の鎮座地には大同年間に建てられた「若宮八幡」という古い祠があった。 元弘3年(1333年)に北畠顕家が後醍醐天皇により陸奥守を任じられ、建武2年(1335年)にその配下である白河城主の結城宗広(白川道忠)に宇多郷が与えられた。 結城宗広はかねてから信仰する八幡社を宇多郡にも建立したいと思い、良い場所を探していたところ、熊野堂の館(現在の相馬市中野地区清水)の南に「若宮八幡」という祠があった。そこは古樹が繁茂し奥深く静かな土地であったため、ここに八幡宮を建立し、若宮八幡の祠を摂社とした。 その後、天文年間になり、この地が相馬氏の所領にかわった後は代々崇敬され、相馬中村藩の鎮守社として祭典や社殿の修繕費用は全て藩費で賄われたという。 元禄7年(1694年)になると、特に当社を崇敬していた相馬中村藩第5代藩主である相馬昌胤により新しい宮殿の造営や境内整備が行なわれ、翌年の元禄8年(1695年)に完成した。総ケヤキ材を用いて造営された宮殿は、近郷でも群を抜く壮美なものであったため「相馬日光」と称された。昌胤の造営後は社号を「八正宮」と称したが、明治維新後に八幡神社に改称した。明治6年(1873年)には宇多郡25ヶ村の郷社となった。 鳥居・参道:鳥居をくぐると神路橋と放生池がある。 拝殿・幣殿・本殿(国の重要文化財) 元禄8年(1695年)の完成。入母屋造りの拝殿と三間社流造の本殿を幣殿で接続して1棟とする権現造の社殿である。屋根はもとは茅葺だったが、現状は銅板葺きとする。本殿は外面の羽目板に桔梗唐草などの装飾彫刻を施し、内部は彩色と漆塗で装飾する。本殿内陣には、朱塗りの入母屋造りの宮殿(くうでん)が3基納められており、天井には鳳凰と龍の絵が描かれている。彫刻・天井絵・壁画などが江戸時代中期の装飾型神社建築の先駆的建造物であるという評価により、拝殿・幣殿・本殿は国の重要文化財に指定され、本殿内陣の宮殿3基と拝殿の扁額1面は重要文化財の附(つけたり)指定となっている。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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創建:1063年(伝) 指定:重要文化財 ご利益:勝運
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