概要
由布岳のふもと。湖だった盆地の水を抜いた神の伝説が伝わる。
解説
宇奈岐日女神社(うなぐひめじんじゃ/うなきひめ-/うなぎひめ-)は、大分県由布市にある神社。式内社で、旧社格は県社。 「六所宮」とも呼ばれるほか、「木綿神社(ゆふじんじゃ)」「木綿山神社(ゆふさん-)」の通称もある。 祭神は以下の6柱。「六所宮」の別称はこれら6柱を祀ることによる。 国常立尊 (くにとこたちのみこと) 国狭槌尊 (くにさつちのみこと) 彦火火出見尊 (ひこほほでみのみこと) 彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊 (ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと) 神倭磐余彦尊 (かむやまといわれひこのみこと、初代神武天皇) 神渟名川耳尊 (かむぬなかわみみのみこと、第2代綏靖天皇) 現在の祭神は、上記のように6柱の神々である。一方『延喜式』神名帳に記される社名は「宇奈岐日女神社」であり、かつ六国史における神階奉叙は「宇奈岐比咩神(宇奈支比咩神)」に対して行なわれていることから、当初の祭神は「ウナグヒメ(ウナギヒメ、ウナキヒメ)」であったと考えられている。「ウナグヒメ」の名について、「うなぐ」とは勾玉などの首飾りを意味するとし、こういった呪具を身につけた女首長の巫女が神に転じたと推測されている。一方、「ウナギ(鰻)」に由来するとする説もある(後述)。 このウナグヒメに関して、古くは由布院盆地が湖であったという伝説(蹴裂伝説)がある。この中で、由布岳の神であるウナグヒメは目の前に広がる湖を見て、力持ちの大男に命じて岸辺を蹴破らせた。男が蹴破った結果水が抜けた湖は盆地となり、その跡を現在の大分川が流れるようになったという。大男は「道臣命」と名付けられたといい、現在も末社の蹴裂権現社に祀られている。また、湖の乾き残りが金鱗湖となったという伝えもある。しかしながら盆地の底にあたる地点から土器が発掘されたこと等もあり、考古学的・地質学的には湖伝説の真偽は明らかとされていない。伝承の考証として、ウナグヒメを『豊後国風土記』にも見える「速津媛」(速見郡の由来)とする説や、ヒメヒコ制の指摘がある。なお、類似の伝承は阿蘇地域の建磐龍命にも伝わる。 また、大分県から発見された古文書『ウエツフミ』(鎌倉時代、初代・豊後国主大友能直著。一般に偽書とされる。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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創建:不詳(古代) ご利益:農業
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