概要
屋根の上のシーサーは、瓦職人が余った漆喰でその場に作るため、一体ずつ形が違う。既製品ではない彫刻が、島中の屋根に載っている。
解説
シーサーは、沖縄県などでみられる伝説の獣像。魔除けの意味を持ち、屋根の上に設置されることが多いとされている。 名前は「獅子(しし)」(元はサンスクリット語のライオン、シンハー)を沖縄語で発音したものである。八重山方言ではシィーシィー、シーシ-という。 スフィンクスや中国の石獅子、日本本土の狛犬などと同じく、源流は古代オリエントのライオンと伝えられている。犬という説もあるが、沖縄に関連の深かった中国や南方からの影響を考えてやはり獅子であろうという意見や、またその音からも獅子と断言される事がある。 なお、中国南部や台湾には風獅爺、風獅と呼ばれる石造の獅子を風除けの守りとして設置する風習があり、これらがシーサーと訳される場合がある。 沖縄における最古の獅子の彫刻は、浦添ようどれの英祖王の石厨子にみられるもので、英祖王の没した13世紀後半、あるいは彫刻技術などの点から15世紀の制作と考えられている。石獅子として最古のものは、王家によって造営された「宮獅子」に分類されるものとみられる。現存する宮獅子としては、末吉宮の獅子(15世紀から16世紀)、玉陵の獅子(那覇市指定文化財、1501年ごろ玉陵造営時の制作とみられる)、浦添ようどれの獅子(17世紀初期ごろ)がある。首里城の瑞泉門や歓合門にも一対の石獅子が存在したが、玉陵東室入口に存在した一対の石獅子や浦添ようどれの獅子の片方と同様、沖縄戦で失われた。これらの獅子像は、魔除けのみならず権威の象徴としての意味を有したと考えられている。なお、装飾としての獅子彫刻としては、円覚寺放生橋欄干(15世紀後半)、玉陵高欄柱などが作られている。 上杉千郷の説によれば、宮獅子の後に登場したのは御茶屋御殿石造獅子(那覇市指定文化財)にみられる「御嶽獅子」であるという。御茶屋御殿石造獅子はヒーザン(火山)として知られる八重瀬岳を向いており、火除けの目的で置かれたと考えられる。程順則が「石洞獅蹲」という詩の中でこの獅子について言及しているため、17世紀から18世紀の作とみられる。 17世紀後半以降、「村落獅子」と呼ばれる魔除けのシーサーが各村落に置かれるようになる。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建・開館:1600年代 代表作・所蔵:屋根と門柱に置く獅子、漆喰職人が現場で作る ジャンル:彫刻、工芸・陶芸
出典 ja.wikipedia.org ↗旅の前に知っておくこと
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