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サバニと造船の技術

沖縄県 · 糸満市 · 美術・工芸

Sabani Boats / サバニと造船の技術

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サバニと造船の技術
写真:津輕良介 at Japanese Wikipedia / Public domain · 出典 ↗
WHAT TO DOサバニと造船の技術

板を紐や竹釘で縫い合わせて作る舟。壊れても縫い直せるため、遠洋漁業に使われ続けた。

WHERE沖縄県

本島南部 · 糸満市

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概要

板を紐や竹釘で縫い合わせて作る舟。壊れても縫い直せるため、遠洋漁業に使われ続けた。

解説

サバニ(鱶舟)は、南西諸島で古くから使われていた漁船の名称である。 数人と荷物を乗せられるサイズが多く、帆漕レースの出場ルールでは長さ4.5メートルから9メートル、幅1.5メートル以内と定めている。推進方法は「エーク」「ウェーク」と呼ばれる櫂、四角い帆(フー)、エンジンの3種類で、近年はエンジン推進が主流である。独特な形状をもつエークは漕ぐだけでなく、帆走時には舵としても使われる。戦後のエンジンの普及で、伝統的なサバニの帆漕技術は急激に失われつつある。 写真は、サバニにマストを立て、帆(フー)をかけた状態。下から7本のバテン(帆桟=フーザン)が見える。左後方に伸びているのは手綱(ティエンナ)で、これで帆を制御する。 かつて糸満漁民が古くから使用し、沖縄諸島、先島諸島や奄美群島などまで遠洋漁業の出稼ぎをしていた事が知られている。 琉球ではかつて丸木舟が造られていた。高良倉吉(琉球大学名誉教授)によると、森林保護のため琉球王国が木板を張り(はぎ)合わせた「ハギ舟」を奨励したことから、サバニが発達した。糸満市では鮫(鱶)を指す「サバ」と、舟を意味する「ンニ」が合わさって「サバニ」と呼ばれるようになったと伝承される。フカヒレ採取のため鮫を追い回せ、暗礁や珊瑚礁がある浅い海域にも入り込めるよう、小回りが効いて速い舟に改良されていった。船底は厚く、舷側は薄く造られていたサバニは、網にかかった魚の引き揚げに便利で、動揺・転覆時の復原性も高かった。第二次世界大戦前は、日本統治下のサイパン島などに沖縄県のサバニ大工が渡り、「南洋サバニ」を広めた時期もあった。また、漁意外にも、日常の荷物運搬等に欠かせない生活の足でもあった。 日露戦争の際、バルチック艦隊発見の知らせを伝えるために5人の漁師が宮古島から石垣島まで漕破したとされる久松五勇士のエピソードでも、漁師たちが漕いだのはサバニであった。 サバニの船形や造船技術に関する考察は白石勝彦の『沖縄の舟サバニ』(1985年、白石勝彦住空間設計室刊)に詳しい。サバニがハギ舟となったのは明治以降のことであるが、他の多くの和船と同くサバニもまたハギ舟となった後も刳り船の性格を残している。その細長い船体形状は船速の向上を実現しながらも横揺れに強い性質を併せ持たせている。一方で非常に安定性を欠く船でもあり、簡単に転覆する。

出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)

出典 ja.wikipedia.org ↗

基本データ

創建・開館:江戸期 代表作・所蔵:釘を使わず縫い合わせる、杉と飫肥杉の板 ジャンル:工芸・陶芸、建築

出典 ja.wikipedia.org ↗

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