概要
日本人だけで設計施工した本格的な西洋式ホテル。「軽井沢の鹿鳴館」と呼ばれた。国の重要文化財。
解説
旧三笠ホテル(きゅうみかさホテル)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある歴史的建造物。国の重要文化財。 実業家・山本直良がホテル「三笠ホテル」として、1906年(明治39年)5月に開業した。 建物は1905年(明治38年)に竣工した日本人の設計による純西洋風木造建築(擬洋風建築)で、設計は岡田時太郎、監督は佐藤万平、棟梁は小林代造。アメリカのスティックスタイルを採用したゴシック風の華麗な外観で、扉のデザインはイギリス風、下見板はドイツ風、用材は小瀬のアカマツを現場で製材した。国際避暑地・軽井沢の雰囲気を当時のまま今に伝える貴重な名建築の1つである。 「三笠ホテル」の名は、敷地前方の愛宕山が奈良県の三笠山に似ていることから、創業者山本直良の次男・山本直光、有島生馬、里見弴らによって名付けられたという。 欧米人とともに渋沢栄一、団琢磨、住友友純、乃木希典、愛新覚羅溥儀といった著名人が多く宿泊したことから「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていた。上皇后美智子も独身時代に宿泊している。 現在は本館の一部のみが残るが、かつての広いホテル敷地内には、別館のほか、庭園、テニスコート、プール、クリケットヤードなどもあった。なかでも同じくホテル敷地内に設置されていた窯元では、名匠宮川香山によって幻の陶磁器「三笠焼」が創出され、この窯元にはバーナード・リーチ、藤井達吉らも訪れた。 旧軽井沢市街地とホテルを結ぶ道は「三笠通り」という名の美しい並木道となっており「新・日本街路樹100景」に選出されている。 かつてホテルで振る舞われていたカレーとコーヒーは、当時のレシピをもとに再現されており、館内で食べることができる。 2019年12月28日より、耐震補強を含む大規模保存修理工事を行うため長期休館、工事完了と再開館は2024年3月予定としていたが、のち2025年秋頃予定に延期された。 2025年10月1日にリニューアルオープンされた。 1983年4月から内部公開が行われている。 開館時間:9時 - 17時(入館は16時30分まで) 休館日:年末年始(12月28日から翌年1月4日まで) 1906年(明治39年)5月営業開始。客室は30室、定員40名、宿泊料は一等が12円、二等が8円、三等が5円。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建・開館:1906年 建築・作者:岡田時太郎 代表作・所蔵:純西洋式の木造ホテル、ハーフティンバー風の外観 ジャンル:建築
出典 ja.wikipedia.org ↗公式サイト
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