概要
船を陸に引き上げて修理する日本最初の洋式施設。レールとレンガの曳揚げ場が原形のまま残る。世界遺産。
解説
小菅修船場跡(こすげしゅうせんばあと)は、長崎県長崎市小菅町にある国の史跡。船台式ドック、煉瓦造りの機械室、英国製巻上げ機などがらなる。遺構の外見からソロバンドックの名で親しまれている。 慶応2年4月(西暦1866年5月頃)起工、明治元年12月(1869年1月)に落成した日本初の西洋式ドックで、薩摩藩の小松清廉や五代友厚、トーマス・グラバーらが計画して造られた。明治2年3月(1869年4月)に明治政府が買収し、長崎製鉄所所管となる(所長は平野富二)。明治4年(1871年)より工部省が管理した。新暦1884年(明治17年)より郵便汽船三菱会社が政府から借り受け、1887年(明治20年)には三菱所有となり、現在の三菱重工業長崎造船所の礎となる。1920年(大正9年)閉鎖。 1937年(昭和12年)より舟艇工場として復活し、1953年(昭和28年)まで活用された。 1969年(昭和44年)4月に国の史跡に指定。2009年(平成21年)1月、「九州・山口の近代化産業遺産群」の一つとして世界遺産暫定リストに追加掲載され、2015年(平成27年)に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録された。 現在主流の乾ドックとはドック入りの手順が異なる。 入り江の浅瀬から陸上まで敷いた軌条に乗せた船台を浅瀬内(海面下)へ移動させる。 修理する船舶を入り江まで回航し、海中の船台に乗せる。 陸上の巻き上げ機につながったロープを船舶に接続し、陸上まで引き揚げる。 修理後は逆の手順で進水させるものであった。 髙木祐介・硴崎貞雄「長崎小菅修船場」日本船舶海洋工学会講演会論文集28号、2019年。 中村知子「三菱重工長崎造船所と荘田平五郎」三菱重工業・長崎造船所資料館、2022年10月(講演資料)、18-19頁。 長崎市文化観光部文化財課 - 小菅修船場跡 長崎市公式観光サイト「あっ!とながさき」/小菅修船場跡 小菅修船場跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁) 小菅修船場跡 - 文化遺産オンライン(文化庁)
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建・開館:1869年 代表作・所蔵:世界遺産、日本最古の洋式ドック、そろばんドックと呼ばれた曳揚げ装置 ジャンル:建築
出典 ja.wikipedia.org ↗旅の前に知っておくこと
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