概要
本殿・拝殿は国宝。この神社を有名にしているのは、尾根に沿って約360メートル伸びる回廊。屋根付きの廊下が、地形の起伏に合わせてうねりながら下っていく。建築を土地に合わせた結果であって、見せるためのデザインではない。
解説
吉備津神社(きびつじんじゃ)は、岡山県岡山市北区吉備津にある神社。式内社(名神大社)、備中国一宮。旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。 『延喜式』では「吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)」と所載されている。2025年(令和7年)現在は「吉備津神社」が正式名である。 岡山市西部、備前国と備中国の境の吉備の中山(標高175メートル)の北西麓に北面して鎮座する。吉備の中山は古来神体山とされ、北東麓には備前国一宮・吉備津彦神社が鎮座する。当社と吉備津彦神社とも、主祭神に、当地を治めたとされる大吉備津彦命を祀り、命の一族を配祀する。 本来は吉備国の総鎮守であったが、吉備国の三国への分割により備中国の一宮とされ、分霊が備前国・備後国の一宮(備前:吉備津彦神社、備後:吉備津神社)となったとされる。このことから備中の吉備津神社は「吉備総鎮守」「三備一宮」を名乗る。 足利義満造営とされる本殿は全国唯一の比翼入母屋造(吉備津造)で、拝殿とともに国宝に指定。また社殿3棟が国の重要文化財に指定されている。釜の鳴る音で吉凶を占う鳴釜神事でも有名である。 当地出身の政治家犬養毅は、犬養家遠祖の犬飼健命が大吉備津彦命の随神であるとして、吉備津神社を崇敬したという。神池の畔に犬養毅の銅像が建てられ、吉備津神社の社号標も同人の揮毫によるものである。 5月第2日曜日に春季大祭が、10月第2日曜日に秋季大祭が行われる。中でも七十五膳据神事は、御供殿から回廊を通って本殿まで75の膳を運び献供するもので、岡山県下三大祭りの1つである。 「ウメ」・「ツバキ」・「サクラ」・「ボタン」・「ツツジ」・「サツキ」・「ハナショウブ」・「アジサイ」など花の名所でもある。またイチョウの紅葉の名所としても知られる。 祭神は次の9柱。 大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと) 第7代孝霊天皇の第3皇子で、元の名を「彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと、五十狭芹彦命)」。崇神天皇10年、四道将軍の1人として山陽道に派遣され、弟の若日子建吉備津彦命と吉備を平定した。その子孫が吉備の国造となり、古代豪族の吉備臣になったとされる。 百田弓矢比売命(ももたゆみやひめのみこと) - 大吉備津彦命の后。 御友別命(みともわけのみことのみこと) - 大吉備津彦命の子孫。 仲彦命(なかつひこのみこと) - 大吉備津彦命の子孫。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
出典 ja.wikipedia.org ↗基本データ
創建:不詳(古代) 社格:備中国一之宮 指定:国宝 ご利益:厄除け、延命長寿
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