概要
1903年に開いた動物園。日本で二番目に古く、約100種を飼育する。
解説
京都市動物園(きょうとしどうぶつえん)は、京都府京都市左京区岡崎の岡崎公園にある動物園である。正式名称ではないが「岡崎動物園」と呼ばれることもある。周囲には平安神宮、南禅寺、ロームシアター京都、京都市京セラ美術館、京都府立図書館がある。 皇太子嘉仁親王(大正天皇)の結婚を記念し、1903年(明治36年)4月に「京都市紀念動物園」として開園した。東京の上野動物園に次ぐ日本で2番目に古い歴史を持つ。開園当初は、らくだ、猿、鳩、鶉(うずら)、雁、鴨、梟、馬、鹿のみの飼育されていた。いずれも宮内省からのもので、入園料は一人二銭であった。開園にあたっては、東宮御慶事奉祝会が組織され、有志でお金を集め、市費も合わせて第四回内国勧業博覧会の跡地であった岡崎公園の市有地に建設が決定し、1901年(明治34年)から工事を始める手筈であった。また、開園日は3月31日の予定であったが、準備が完了せず、動物未着とも知らされ、開園日は4月1日になった。なお、開園式は行われていない。開園当初から存在する噴水は園の脇を流れる琵琶湖疏水との高低差を利用して電力なしで噴き上がる方式がとられている。 太平洋戦争中は1943年(昭和18年)4月8日に川端警察署から、警報発令中は動物園を休園とするよう命令があり、以後軍からの命令も増えていくこととなる。一部は地方の動物園に疎開したが、1944年(昭和19年)4月11日、香川県栗林公園の動物園に疎開したヒョウが脱走、園外で射殺される事件も発生した。 1944年(昭和19年)3月12日には、軍の命令で猛獣類の即時の処分が言い渡される。翌日から3月25日にかけて、14頭の猛獣類が処分されている。この猛獣類の処分は上野動物園、東山動物園、天王寺動物園等、他の動物園でも行われた。動物の死体は京都大学医学部に研究材料として引き取られている。なお、昭和19年11月23日には処分した猛獣類の慰霊祭が行われている<。1940年(昭和15年)末には飼育動物数が哺乳類49種116点、鳥類153種721点、爬虫類6種122点、両生類1種6点、計209種956点であった。しかし、終戦時は猛獣類の処分や飼料不足による栄養失調などにより、飼育動物数は72種274点となり、名ばかりの動物園と化した。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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