概要
水素イオン濃度9.7という強いアルカリ性で、美肌の湯と呼ばれる。阿智川をはさんで宿が並ぶ。
解説
昼神温泉(ひるがみおんせん)は、長野県下伊那郡阿智村付近で、国鉄中津川線を建設のためのトンネル工事中に掘り当てた温泉である。それ以前にも温泉があったとの伝説は残るものの、定かではない。 2020年(令和2年)現在、昼神温泉では複数の源泉井から温泉水を得ている。これらの源泉井は、いずれも昼神断層の北側、阿知川の右岸に位置している。また、源泉井でのpHは、いずれもpH 9を上回っている。 これらの中で、2020年(令和2年)現在、主力の源泉として利用しているのは、第4号井と第5号井である。 アルカリ性単純硫黄泉であり、その湧出地点でのpHは9.7であった。 なお、一般に日本列島の花崗岩質の深い場所を掘削して得られる温泉水は、アルカリ性単純泉が多く、昼神温泉の泉質の場合も、この一般例に該当する。 昼神温泉の温泉街のある付近は、かつてはタバコを盛んに栽培していた地域であった。しかし、中津川線の工事によって1973年(昭和48年)に温泉を掘り当ててから、急速に温泉街が発達していった、歴史の新しい温泉地である。なお、ここに最初の宿泊施設が開業したのは1975年(昭和50年)であった。 そして、その後も、複数の宿泊施設が開業していった。これは温泉を掘り当てた当時から、中京圏から中央自動車道と直結されていたため、アクセスに優れていたことなどが要因とされる。この結果、宿泊施設は20軒以上を数え、温泉街の規模は長野県南部では随一に広がった。なお、阿智村の条例で、ネオンサイン類やバー、風俗店など公序良俗に反する施設の出店を厳しく取り締まっているため、規模の割に長閑な光景が見られる点も特徴である。 2020年(令和2年)現在、昼神温泉には温泉水を利用した公共の温水プールも存在する。 昼神温泉郷の中心部に「朝市広場」が設置され、午前6時頃から営業している。長野県南部では昆虫食を行ってきた伝統を有し、いなごの佃煮も販売している。また、阿智村で収穫された野菜、コンニャクや漬物なども販売している。 中央自動車道の飯田山本IC及び園原ICより約10分(園原ICは名古屋方面のみ利用可能)。 JR飯田線の飯田駅より信南交通バス(広域駒場線)で約30分。平日4往復、土休日2往復が運行されている。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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