概要
824年に空海が開いたと伝わる寺。かきつばたと紅葉で知られる。
解説
長岳寺(ちょうがくじ)は、奈良県天理市にある高野山真言宗の寺院。山号は釜の口山(かまのくちさん)。本尊は阿弥陀三尊。日本最古の道といわれる山の辺の道のほぼ中間点に位置している。釜口大師の名で親しまれている。 天長元年(824年)6月に淳和天皇の勅願により空海(弘法大師)によって釜口氏の廟所があったこの地に大和神社の神宮寺として、また真言道場としての精舎が創建されたという。 盛時には48箇坊もの塔頭が建ち並び衆徒も三百余名を数えていた。鎌倉時代には興福寺大乗院の末寺となっている。 中世には広大な寺領を有し、室町時代には楊本氏の外護に預かっていたが、応仁の乱や文亀3年(1502年)2月の兵火によって伽藍が炎上し、衰退する。 天正8年(1580年)には豊臣秀吉によって三百石の寺領が没収されたが、慶長7年(1602年)8月に徳川家康によって百石が寄進されている。 元禄7年(1694年)には東山天皇の女院の御願によって本堂が再建されている。 安永年間(1772年 - 1781年)には寺坊は普賢院以下40箇院あったが、天明年間(1781年 - 1789年)には普賢院、地蔵院、蓮花院、地宝院、自性院、明王院、知足院の7箇院となっていた。 1873年(明治6年)には寺領は廃され、当寺は本寺および塔頭の普賢院と自性院のみとなった。その後、搭頭も廃されて本寺のみとなった。 境内の面積は約40,000平方メートルと広く、八十八箇所石仏道が竜王山中腹の奥の院まで巡らされている。 本堂 - 天明3年(1783年)再建。阿弥陀三尊像(重要文化財)と多聞天立像(重要文化財)・増長天立像(重要文化財)を安置している。 庭園 - 放生池を中心とした浄土式庭園。 大師堂(奈良県指定有形文化財) - 正保2年(1645年)建立。空海(弘法大師)像が安置されている。 拝堂 - 大師堂の前に位置する。 十三重石塔 - 鎌倉時代の石塔。 大石棺佛 - 高さ2メートル、石棺に彫られた石仏。 楼門(重要文化財) - かつては上層に梵鐘が吊られていたために鐘楼門と呼ばれる。日本最古の鐘門。下層は室町時代から安土桃山時代、上層は平安時代の築。寺伝では空海による創建当初から現存する建物というが、上層部分も空海の時代まではさかのぼらず、平安時代末期頃の建築とされる。 旧地蔵院 - 旧塔頭。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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