概要
相良氏が700年治めた。球磨焼酎は地理的表示に指定。
解説
球磨焼酎(くましょうちゅう)は熊本県球磨郡および人吉市で製造される米焼酎。米焼酎の代表的な存在として知られ、国税庁による酒類の地理的表示に1995年に登録された。 地理的表示の対象となるためには、下記の要件がある。 原材料の穀類として国内産米のみを用いる 国内産米から製造された麹のみを用いる 球磨郡または人吉市で採水した水のみを用いる 発酵および蒸留が球磨郡または人吉市で行われている 米、米麹、水を原料とした醪を単式蒸留器により蒸留している 米麹および水を原料とした醪は、その1次醪に米麹と水を加えて更に発酵させたもののみとする 貯蔵は球磨郡または人吉市で行う 出荷容器への詰め替えは球磨郡または人吉市内で行う 1970年以降は白麹菌が主流だが、個性を打ち出すために黒麹菌や黄麹菌を用いる場合もある。1次醪で酵母を増殖させたのちに蒸した米を加え、27-32度(黄麹菌の場合は25度)で10-15日発酵させて2次醪を得る。2次醪のアルコール度数は17-20度に達する。蒸留は減圧蒸留が主流であり、常圧蒸留や両者のブレンドなども行われる。 米のまろやかな甘さと清涼感のある香味が特徴で、常圧蒸留したものは米特有の香り、減圧蒸留したものは果実の香りがある。アルコール度数はかつては35度や40度と高めであったが、第二次世界大戦中から25度のものも作られるようになった。 球磨は人吉盆地内に位置し、九州地方としては冬季の平均気温が低く寒暖差が大きい。また秋から春にかけて霧の発生も多く、焼酎の貯蔵や低温での発酵に適している。球磨川水系の軟水は原料として米の甘みを引き立てるとともに、豊富な水量と優れた水質で高い品質の米生産を支えている。米が豊富に得られることは、近世からの米焼酎生産にとっても大きな長所となった。 枡で2合5勺(450ミリリットル)を量ってガラと呼ばれるカラカラのような酒器に入れて直火で燗を(直燗=じきかん)し、杯ではなく猪口で飲むのが伝統的な飲み方であった。お湯割りにするケースもあり、冷蔵庫が普及するとオン・ザ・ロックで飲まれることも増えていった。球磨拳をしながら飲むことも多く、1回戦につき10本勝負を行って1本ごとに敗者は猪口で焼酎を飲み干す。 永禄2年(1559年)に焼酎に関する日本最古の記述がされた棟木札がある伊佐の郡山八幡神社は、当時相良氏の勢力下にあった。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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