「無添加」は、何が入っていないのか
表示のルールを読む
「無添加」。よく見かける言葉ですが、これ単独では意味が定まりません。何を添加していないのかが書かれていなければ、比べようがないからです。
ルールは、こうなっています
化粧品公正取引協議会が定める「化粧品の表示に関する公正競争規約」では、「無添加」「無配合」「不使用」など、ある成分を配合していないことを意味する用語を表示する場合には、何を配合していないのかを明示することとされています。
この規約は、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)第31条第1項の規定にもとづくものです。目的は、不当な顧客誘引を防ぎ、消費者が自分で合理的に選べるようにすること。つまり「無添加」の四文字は、選ぶ側の判断材料になって初めて意味を持つ、という考え方です。
読むときの手順
- 「無添加」の近くに、何が無添加なのかの記載があるかを見る
- その成分が、自分にとって避けたいものかどうかを考える
- 入っていない成分の代わりに、何が入っているかを成分表で見る
三つめが抜けやすいところです。ある成分を入れなければ、その役割は別のもので担うことになります。処方は引き算だけでは成り立ちません。
「無添加」は、良し悪しを表す言葉ではなく、範囲を示す言葉です。何の範囲なのかが書かれているかどうか。見るべきはそこだけと言ってもいいくらいです。
成分表そのものの読み方はこちらにまとめました。
参考:化粧品公正取引協議会、消費者庁
——Value Village編集部