鏡と照明の選び方について、よくある誤解は?
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「家で完璧に仕上げたメイクが外で見ると違う」は世界共通の経験です。原因の多くは鏡ではなく照明の色と方向にあり、日本の住宅照明(昼光色のシーリングライト)と洗面所の照明が関係しています。
照明の色と方向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 色温度 | 電球色(約2,700〜3,000K):暖かく黄みが強い→ファンデが暗く見え、赤みが分かりにくい/昼白色(約5,000K):自然光に近い→メイク向き/昼光色(約6,500K):青白い→日本の洗面所・居間に多い。血色が悪く見え、チークを濃くしがち |
| 方向 | 上からの光だけ:目の下・鼻の下に影→コンシーラーを濃く塗りがち/正面からの光:影が出ず、実際に近い |
| 明るさ | 洗面所の照明は300〜500ルクス程度が多い。メイクには顔面で500〜1,000ルクスが目安(明るすぎるとムラが見えない) |
| 演色性(Ra) | Ra90以上が色を正確に見せる。一般のLEDはRa80前後 |
| 鏡 | 歪みのない平面鏡、拡大鏡は部分(眉・目)用。全体を拡大鏡で見ると厚塗りに |
| 外での確認 | 窓辺の自然光か、外出先の光(オフィスの昼白色、街の夕方の光)で最終確認 |
- 日本の住宅では昼光色(青白い)のシーリングライトが多く、洗面所も昼光色になりがちで、血色が悪く見えて赤みを足しすぎる傾向が語られます。
- LED照明の色温度と演色性は製品に表示されています(JIS Z9112による区分)。「メイク用ミラー」はRa90以上・5,000K前後の製品が多い。
- 洗面所の照明を昼白色(5,000K)に替える、または鏡の脇に正面光を足す——日本の生活者の工夫として広がっています。
【要検証】色温度の区分はJIS Z9112、照度の目安はJIS Z9110で確認してください。
誤解1|高い鏡を買えば解決
鏡は平面で歪みがなければ十分。差が出るのは照明の色と方向。
誤解2|明るいほどよい
明るすぎるとムラや濃さが見えず、外で濃く見えます。 500〜1,000ルクス程度、均等に。
誤解3|昼光色(青白い光)は自然光と同じ
昼光色は6,500Kで、実際の昼の自然光(5,000〜5,500K程度)より青い。血色が悪く見え、チーク・リップを濃くしがち。
誤解4|拡大鏡で全体を仕上げる
拡大鏡は部分用。全体を拡大で見ると塗りすぎになります。等倍で全体、拡大で眉と目。
誤解5|家で完璧なら外でも完璧
外の光は家と違います。 窓辺の自然光で最終確認、または外で使う色温度の光で見るのが確実。
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出典
- 日本産業標準調査会(JISC)JIS Z9112「蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分」
https://www.jisc.go.jp/
- 日本産業標準調査会(JISC)JIS Z9110「照明基準総則」
https://www.jisc.go.jp/
- 一般社団法人日本照明工業会「あかりの選び方(色温度・演色性)」
https://www.jlma.or.jp/
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