心の不調とともに生きる人は10億人超
WHOの2つの報告
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。世界保健機関(WHO)は2025年9月、「World mental health today」と「Mental Health Atlas 2024」という2つの報告を公表しました。そこから見える世界の姿を数字で読みます。
10億人を超える
WHOによると、精神的な不調(メンタルヘルスの疾患)とともに生きる人は、世界で10億人を超えています。もっとも多いのは不安症とうつ病で、精神的な不調は、長期にわたって生活に支障をきたす原因の第2位とされています。うつ病と不安症による生産性の損失は、世界経済で年間およそ1兆ドルと推計されています。
予算は「2%」のまま
一方で、各国政府の保健予算に占めるメンタルヘルスへの支出は、中央値で2%。2017年からほとんど変わっていません。人材の差も大きく、低所得国ではメンタルヘルスの専門職が人口10万人あたり1人をわずかに上回る程度なのに対し、高所得国では60人を超えています。
WHOの報告(2025年9月)
・精神的な不調とともに生きる人 10億人超
・最も多いのは不安症とうつ病
・保健予算に占めるメンタルヘルス支出 中央値2%(2017年から横ばい)
・専門職 低所得国 約1人/高所得国 60人超(人口10万人あたり)
身近なところから
WHOは、地域で受けられる支援を増やすことや、職場や学校での取り組みを広げることを各国に求めています。日々の睡眠や生活リズムについては健康づくりのための睡眠ガイド2023も参考になります。つらさが続くときは、ひとりで抱えず、医療機関や自治体の相談窓口に相談してください。
参考:世界保健機関(WHO)「World mental health today」「Mental Health Atlas 2024」(2025年9月)
※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。
——Value Village編集部