2026年、世界の消費者は"少なく、良く"買い始めた
ウェルネスと実感の時代へ
2026年9月2日現在の情報です。
2026年、世界の消費者に大きな変化が起きています。キーワードは「少なく、良く(less but better)」。米Forbesの小売分析によれば、消費者は無意識の浪費に対する忍耐を失い、「何が自分にとって価値があるか」をより厳しく見極めるようになっています。全体の支出は軟化する一方、日々の喜びやウェルネスに紐づくカテゴリーは伸び続けている——需要が減ったのではなく、需要の中身が変わったのです。
口紅効果は、ウェルネスへ
不況期に口紅のような小さな贅沢が売れる「リップスティック効果」。その現代版は化粧品売場よりもウェルネス売場に現れている、と指摘されています。マッキンゼーの2026年消費者調査も、健康革命、体験経済、テクノロジー経由の購買、そして資源を賢く使う消費者の4つを、世界の消費を定義し直す潮流として挙げています。
買い物は、SNSの中へ
購買の入口も変わりました。ソーシャルコマース(SNS上での買い物)はオンライン販売の約17%を占める規模に達するとの分析もあり、娯楽と購買の境界は溶けつつあります。同時に、トレンド予測機関WGSNは、不安定な世界の中で消費者が「安心させてくれるデザイン」に引かれていると分析しています。派手さよりも、静かに支えてくれるもの。ここにも「少なく、良く」の精神が流れています。
日本のものづくりにとっての追い風
この変化は、派手な広告より実直な品質で勝負してきた日本の作り手にとって、大きな追い風です。「少なく、良く」選ぶ消費者が世界で増えるほど、使えばわかるものづくりの価値は上がる——私たちValue Villageがこの潮流を追い続ける理由です。
出典:Forbes、McKinsey、WGSNほか各社公表の2026年消費者トレンド分析より編集部が構成。