概要
大正期の木造旅館が川の両岸に並ぶ。夜はガス灯が灯る。
解説
銀山温泉(ぎんざんおんせん)は、山形県尾花沢市(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉である。 NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになった。 開湯は慶長(1596年~1615年)から寛永(1624年~1644年)に、かつてこの地に栄えた野辺沢銀山の鉱夫が発見したことによる。銀山は足利幕府時代の康正年間(1455年~1457年)に開かれ、江戸時代の寛永期(1624年~1644年)には人口20万から30万を数えるほど栄えたが、正保元年(1644年)から銀採掘が衰退していき、替わって温泉湯治が盛んになっていった。 1689年に銀山が閉山した後に温泉宿が建てられはじめて湯治場として賑わったが、1913年の大洪水により温泉街は壊滅した。その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られた。1925年ごろに「能登屋旅館」(左図)の本館が建てられている。 1968年11月19日、国民保養温泉地に指定。羽州街道から10km以上の山奥にあるため長い間秘湯であったが、1983年のドラマ「おしん」のヒットにより全国的に認知された。 1986年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努め、1995年度「やまがた景観デザイン賞」(山形経済同友会主催)を受賞した。 温泉街の入り口に、もっとも大規模な旅館である白銀荘がある。そこから斜面を下って谷に入りると、最上川支流の銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての木造多層建築の旅館が数件立ち並ぶ。多くの旅館は、建築された当時としては非常にモダンな三層四層の木造バルコニー建築であり、外装には鏝絵が施されている旅館もある。川には橋が多くかかり、また石畳の歩道にはガス灯が並んでいる。5月から10月までの毎週末には、花笠踊りが橋の上で披露される。 銀山側下流側から温泉街を眺めた大正ロマン漂う光景は、温泉のシンボル的な風景である。この光景を守るため、町並みを保存する条例が定められている。 当地の旅館「藤屋」で女将をつとめた7代目当主の妻藤ジニー(Jeanie Fuji, 1966年3月26日生まれの米国人、旧名ジニー・ピュー、Pugh。元外国語指導助手(ALT)。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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