概要
標高1,099メートル。岐阜県との境の近くにある池。
解説
夜叉ヶ池(やしゃがいけ)は、福井県南条郡南越前町にある池。岐阜県揖斐郡揖斐川町との境界付近に位置する。龍神伝説が伝えられている。1986年に「岐阜県の名水50選」と「飛騨・美濃紅葉三十三選 」に選定された。 福井県南条郡南越前町(旧今庄町)と岐阜県揖斐郡揖斐川町(旧坂内村)との境の、夜叉ヶ池山と三周ヶ岳との鞍部である標高1,099 mの稜線直下北西側に位置する。周囲は原生林におおわれている。数十万年前に起きた地滑りによってできた窪地に雨水や周辺の山からの伏流水が溜まり、池になったと考えられている。 池からの河川の出口がなく、伏流水となって周辺に湧き出でるため、九頭竜川水系日野川の支流である岩谷川の源流部に位置する。 三国岳、夜叉ヶ池山、三周ヶ岳、冠山、能郷白山、伊吹山 夜叉ヶ池の固有種であるヤシャゲンゴロウが生息し、環境省と福井県によりレッドリストの絶滅危惧I類の指定を受けている。またモリアオガエル、クロサンショウウオ、アカハライモリなどが生息し、魚類は生息していない。ヤシャゲンゴロウは、モリアオガエルやクロサンショウウオのオタマジャクシやトンボのヤゴなどをエサとして、池の生態系の頂点に立つ。 アカモノ、カタクリ、ミツバツチグリ、トクワカソウ、ニッコウキスゲ等中部地方の低山でありながら亜高山植物が多い。池の西畔には2004年9月に木道が整備され、生物の生息環境が保護されている。 昔より、雨乞いが行われていた池であり、畔には奥宮夜叉龍神社がある。 岐阜県揖斐郡揖斐川町の池ノ又林道終点の夜叉ヶ池登山口駐車場から約3km(徒歩約90分)。登山道には険しい箇所もあり、稜線直下名の急な岩場の斜面にはロープが設置されている。福井県側からも岩谷林道終点から登山道が整備されている。積雪期には登山口への林道は冬期閉鎖され、適期は6-11月ごろ。 夜叉ヶ池の位置は、昔より美濃国(岐阜県)と越前国(福井県)のどちらが所有するかで争いが発生している。1875年(明治8年)、両県の立会いのもと検分が行われ、夜叉ヶ池の住所は坂内村大字川上字池之又986番地とされ、岐阜県に属することとなり、1880年(明治13年)には公式の地図もそうなった。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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