概要
行基が発見したと伝わる。松尾芭蕉が奥の細道の途中、元禄2年に9日間滞在した。
解説
山中温泉(やまなかおんせん)は、石川県加賀市の旧山中町にある温泉。ならびに加賀市の町名の一つ。古くから歴史のある温泉の地であり、加賀温泉郷の一角を占める。 松尾芭蕉は有馬温泉、草津温泉、山中温泉を「扶桑三名泉」の1つと称した。 日本三名泉のうち、下呂温泉の代わりに山中温泉を扶桑三名泉とした。 山中温泉街は山に囲まれた街であり、また至近の自然豊かな山、谷、川など山間部の田舎の情緒も味わえる。温泉街は大聖寺川の渓谷沿いなどに旅館が立ち並ぶ。 文字通り「山の中」にあり、一帯は鶴仙渓という景勝地である。街のシンボルであるこおろぎ橋や草月流家元がデザインしたユニークな形のあやとりはしがあり、日帰り入浴施設もある。山中漆器の産地でもあり、土産物屋が多い。民謡『山中節』は、江戸時代の元禄期から歌い継がれているとされる。 名鉄ホテルグループが経営していたが撤退した山中グランドホテルを2005年に湯快リゾート(現・大江戸温泉物語)が買収。これを契機に廃業等の宿泊施設を買収して再生させる格安ホテルチェーンの進出が著しい。 共同浴場は総湯「菊の湯」が存在し、その下に源泉が存在する。菊の湯(男子用)のプール状の大きな湯船の壁には大きく、『山中温泉縁起絵巻』の一部を九谷焼タイルで模写している(原本は山中温泉 医王寺所有)。菊の湯の菊は、東日本・北陸巡歴で当地に滞在した松尾芭蕉が記した『奥の細道』の句に因んでいる。総湯という呼称は主に北陸地方(富山県・石川県・福井県)だけに残る。 共同浴場、菊の湯は男女用それぞれ別棟であり、その間の大広場にはからくり時計、松尾芭蕉が曾良との此処での別れに際し詠んだ句にちなみ「笠の露」と名付けた足湯、各種の催し物を開く市民ホールの山中座などがある。山中座は、豪華な蒔絵の格天井やロビーに山中漆器の粋を配し、外観が同じ和風の二つの菊の湯とともに三つ棟と大広場の見事な調和がある。山中座の外壁は温泉縁起などの詳細が常設され広場は季節を彩る巨大な催事物が置かれることもある。山中座の初代名誉座長は森光子および佐々木守。 共同浴場からこおろぎ橋に至る国道364号の途中400mは道路幅6mから倍以上へと拡幅、全店舗を再構築と大改修を行い、温泉情緒ある街並みに変貌し「ゆげ街道」と呼んでいる。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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