概要
静岡県西部にある湖。海とつながる汽水湖で、うなぎの養殖で知られる。
解説
浜名湖(はまなこ)は、静岡県西部の浜松市と湖西市にまたがる湖。今切口で遠州灘とつながっており、太平洋の海水が流入する汽水湖となっている。 元々は淡水湖であったが、室町時代に起きた明応地震(1498年)と高潮により砂州が決壊して外海と通じ、汽水湖となった。汽水湖は栄養豊富で海の生物が行き来できるため生物多様性に恵まれ、魚類401種、甲殻類59種、軟体動物84種が生息しているとの調査報告がある。湖の面積としては日本で10番目の大きさである。 形は複雑で、細江湖(引佐細江)(ほそえこ(いなさほそえ))、猪鼻湖(いのはなこ)、松見ヶ浦(まつみがうら)、庄内湖(しょうないこ)といった支湖や湾を持ち、これらの面積は湖全体の面積の4割に達する。このため、周囲長は日本の汽水湖では最長、湖全体では3番目となる。湖の北側と南側で水深は大きく異なり、北側は深く、南側は比較的浅い。 近くに存在する佐鳴湖とは、新川を通して繋がっている。なお、河川法上は、浜名湖は二級河川都田川水系都田川として河川指定がなされており、浜名湖に注ぐ全ての河川も、水系では都田川水系として扱われる。 湖内南端付近に弁天島があり、湖内北部の大崎半島の先に面積20アールほどの、松に覆われた礫島(つぶてじま)がある。 湖の南部に比べ北部では潮汐の時刻が遅れる。南の舞阪検潮所に比べ中ほどの村櫛で2時間ほど、北の奥浜名湖(猪鼻湖、細江)や舘山寺温泉方面では3時間ほどである。 天然魚の漁業や釣りのほかウナギ、ノリ、カキ、スッポンなどの養殖が盛ん。特に養殖ウナギは有名で、鰻丼(鰻飯)、ウナギボーン、うなぎパイなどの特産品がある。ウナギ稚魚価格の高騰と輸入ウナギに押される形で養殖業者、漁獲量ともに1980年代から減少を続けており、現在の漁獲は最盛期の1/3以下となっている。 浜名湖独特の伝統的な漁法であるたきや漁(獲物を光で誘引し、モリで突いて採取する漁法)も有名で、これによってスズキやキス、カレイなどが採取されている。 潮干狩りでも利用され、主としてアサリが採取される。
出典:Wikipedia(CC BY-SA 4.0)
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