成人は6時間以上を目安に
健康づくりのための睡眠ガイド2023
厚生労働省の検討会は2023年12月21日、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」をとりまとめました。成人については、6時間以上を目安に睡眠時間を確保することが推奨されています。
ライフステージごとに分けている
このガイドの特徴は、成人・こども・高齢者とライフステージを分けて推奨事項を示したことです。必要な睡眠は年齢とともに変わるので、ひとつの数字で全世代をまとめない、という整理になっています。
「睡眠休養感」という見方
もうひとつの特徴は、時間の長さだけを見ていない点です。ガイドは睡眠によって休養がとれている感覚(睡眠休養感)を高めることも大切だと説明しています。そのうえで、参考情報として次のような点を挙げています。
- 寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まない
- 寝室はできるだけ暗くする
- 就寝直前の夜食を控える
- 眠るための飲酒を控える
国際比較で見ると
OECDが2021年に実施した調査では、加盟国の平均睡眠時間が8時間28分であるのに対し、日本は7時間22分で加盟国中最下位でした。また2019年の国民健康・栄養調査によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は男性37.5%、女性40.6%です。
6時間という数字は、削ってよい下限ではなく、確保したい目安として示されたものです。そして時間だけ足りていても休養感が伴わないことがある──ガイドが2つの軸を置いたのは、そのためです。
夜の過ごし方については夜のスイッチを、そっと切るもどうぞ。
参考:厚生労働省、OECD
※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。
——Value Village編集部