まつげ美容液について、よくある誤解は?
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まつげ美容液は日本で急速に広まり、海外でも「まつげが伸びる」製品として知られています。ところが日本では、この製品による目のトラブルが国民生活センターに多く寄せられ、2015年に注意喚起が出ています。
区分と注意
| 区分 | 製品 | 言えること | 注意 |
|---|---|---|---|
| 化粧品 | 市販の「まつげ美容液」の大半 | まつげにハリ・コシを与える、保護する、うるおいを与える(56項目の範囲) | 「伸びる」「増える」「育つ」は言えない |
| 医薬品(処方) | ビマトプロスト外用(睫毛貧毛症治療薬) | まつげの成長(承認された効能) | 医師の処方。副作用:色素沈着・充血・虹彩の色の変化・眼圧への影響 |
| 海外製の「伸びる」製品 | 一部にプロスタグランジン類似成分を含む | 日本では医薬品成分にあたり化粧品に配合不可 | 個人輸入品でのトラブルが報告 |
- 国民生活センター(2015年)は、まつげ美容液による目の周りのかぶれ・腫れ・充血・色素沈着の相談が増加していると公表。2010年度から2015年度で相談件数が急増(2015年に約300件の危害情報)。
- 原因として、成分(特定の保湿・防腐成分)、目に入る使い方、海外製品のプロスタグランジン類似成分が挙げられています。
- 目の周りの皮膚は体で最も薄い(約0.6mm)とされ、刺激に弱い部位です。
【要検証】国民生活センターの公表年・件数は「まつ毛美容液による危害」の資料で、ビマトプロストの区分と副作用は医薬品の添付文書(PMDA)で確認してください。
誤解1|まつげ美容液でまつげが伸びる
化粧品では「伸びる」は言えず、期待もできません。 ハリ・コシ・保護が範囲。伸ばす目的なら医薬品(処方)で、副作用の説明を受けます。
誤解2|海外の「伸びる」製品のほうが効く
プロスタグランジン類似成分は日本では医薬品成分で、色素沈着・充血・虹彩の変色の副作用が知られています。個人輸入品での目のトラブルが報告されています。
誤解3|目に入っても化粧品だから安全
目の粘膜に入れば刺激・充血の原因。根元にごく少量、目に入らないように、入ったら洗い流す。コンタクトは外して。
誤解4|毎日たっぷり塗るほどよい
過量は目に流れ込み、まぶたのかぶれの原因。1日1〜2回、少量。
誤解5|赤みや黒ずみは慣れれば消える
まぶたの赤み・かゆみ・腫れ・黒ずみは接触皮膚炎や色素沈着の可能性。使用をやめて眼科・皮膚科へ。
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出典
- 国民生活センター「まつ毛美容液による危害が増加」(2015年)
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150917_1.html
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(薬食発0721第1号)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/kesyouhin_hanni_20111.pdf
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ビマトプロスト外用液(睫毛貧毛症)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/
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化粧品は疾病の治療・予防を目的とするものではありません。肌に異常を感じた際は使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。
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