災害用の水の備蓄について、多くの人が誤解していることは?
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大地震の後、最初に不足する物資は水です。日本では、どのくらいの量を備えておくべきかについて、具体的で広く知られた目安があります。しかし、ペットボトルの水をどのくらい保存できるのか、お風呂の水を何に使うのか、どう入れ替えるのかといった細かな点で、多くの家庭が勘違いしています。
必要な量
| 世帯人数 | 3日分(最低限) | 7日分(推奨) |
|---|---|---|
| 1人 | 9 L | 21 L |
| 2人 | 18 L | 42 L |
| 4人 | 36 L | 84 L(2 Lのペットボトル42本分) |
- 根拠:飲料と調理用として1人1日3 L(内閣府、東京都)。
- 衛生用の水(トイレを流す、洗うなど)は別に必要です。家庭では浴槽の残り湯を一晩ためてトイレを流すために使うほか、設置されている場合は給湯器のタンクにある水も活用できます。
- 2011年の東日本大震災では、被災した多くの自治体で断水が1週間以上続きました。2024年の能登半島地震では、復旧まで数か月かかった地域もありました。
[要確認] 1人当たりの備蓄量は内閣府の資料で、2011年と2024年の断水期間は厚生労働省の水道被害報告で確認してください。
誤解1|ペットボトルの水には消費期限がある
日本のペットボトル入り飲料水に表示されている「賞味期限」は、ボトルを通して水が少しずつ蒸発することで、計量法上、表示された内容量とのずれが生じる可能性を示すものです。未開封で、高温や直射日光を避けて保存した水は、味が変わる場合はあるものの、期限を過ぎても一般的には飲めるとされています。長期保存水(5~10年)は、単にボトルの壁が厚く作られています。
誤解2|水道水もペットボトルの水と同じくらい保存できる
容器に入れた水道水の塩素は、常温で約3日間保たれます(東京都水道局)。それを過ぎたら、煮沸しない限り、飲用ではなく衛生用に使ってください。
誤解3|浴槽の水は飲むためのもの
浴槽の水はトイレを流したり、洗ったりするためのものです。トイレは機種によって1回流すのに6~13 L使います。浴槽1杯分(約200 L)あれば、家族が数日間トイレを流すために使えます。
誤解4|すべて同じ場所に保管する
キッチン、別の階の収納、車内などに分けて保管します。棚が倒れたり、部屋に入れなくなったりしても、すべての備蓄を失わずに済むようにしましょう。
誤解5|一度買ったら、そのまま忘れてよい
ローリングストックを取り入れます。備蓄している水を普段から飲み、使った分を買い足して、常に必要な総量を保ちます。非常用として別に買いそろえなくても、水を新しい状態に保てます。詳しくはローリングストックの記事をご覧ください。
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出典
- 内閣府 — 災害への備え:水と食料の備蓄
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/gensai/index.html
- 東京都水道局 — 家庭での水道水の保存
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shitsu/
- 厚生労働省 — 水道の被害・復旧状況に関する報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/
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