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歯が痛くなくても歯医者に行くべき?定期健診の頻度と中身

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答え痛みがなくても、3〜6か月に1回の定期健診を受けるのが、歯を長く残すためにもっとも費用対効果の高い方法です。虫歯も歯周病も初期は無症状で、痛みが出た時にはかなり進んでいます。健診の中身は、①虫歯・歯周病のチェック(歯周ポケットの深さを測る)、②歯石除去とクリーニング(自分では取れない)、③磨き残しの指導、④必要に応じてレントゲン・フッ素塗布。保険適用で1回3,000〜4,000円程度(3割負担)。80歳で20本以上の歯を残す人は日本でも5割を超えるようになりましたが、定期健診を受けている人とそうでない人で差が大きいことが分かっています。

日本では「歯医者は痛くなってから行く場所」という人がまだ多く、定期的に歯科健診を受ける人は成人の半数程度です。一方、スウェーデンなど定期健診が定着した国では80歳で残る歯の数が日本より多いことが知られています。定期健診で何をするのか、頻度と費用を整理します。

定期健診の中身と頻度

項目内容頻度の目安
虫歯のチェック視診、必要ならレントゲン(初期の虫歯・歯と歯の間は見えない)健診ごと。レントゲンは1〜2年に1回程度
歯周病のチェック歯周ポケットの深さを測る(3mm以下が健康、4mm以上で歯周病)、出血、歯のぐらつき健診ごと
歯石除去(スケーリング)歯ブラシでは取れない歯石(プラークが石灰化したもの)を器具で除去。歯石は2週間程度で形成が始まる3〜6か月に1回
クリーニング(PMTC)専門的な機械清掃、着色除去同上
ブラッシング指導磨き残しの染め出し、自分に合った道具(歯間ブラシのサイズ、フロス)健診ごと
フッ素塗布高濃度フッ素で歯質を強化。子どもは3〜6か月ごと、大人も虫歯リスクが高ければ子ども中心
口腔がんのチェック粘膜の視診健診ごと(気づかれにくい効果)

数字で見る歯の健康

項目数値
80歳で20本以上の歯が残る人(8020達成者)51.6%(2022年 歯科疾患実態調査)。1989年の運動開始時は約7%
定期健診受診率過去1年に歯科健診を受けた成人は約58%(2022年)。年代・地域差が大きい
歯を失う原因歯周病 約37%、虫歯 約29%、破折 約18%(8020推進財団調査)
歯周病の有病成人の約半数に4mm以上の歯周ポケット。45歳以上では過半数
費用定期健診(歯周基本検査+歯石除去)3割負担で1回3,000〜4,000円程度。虫歯1本の治療(詰め物)で3,000〜10,000円、抜歯後のインプラントは自費で30〜50万円
国の方向2022年、政府が「国民皆歯科健診」の検討を打ち出し、2025年度から一部で歯周病健診の対象年齢が拡大されました(20・30・40・50・60・70歳)
【要検証】 8020達成者率、健診受診率、歯を失う原因の割合は厚生労働省「歯科疾患実態調査(2022年)」と8020推進財団の最新調査で確認してください。国民皆歯科健診の制度動向は最新の情報に更新を。

誤解1|痛くないなら歯医者に行く必要はない

虫歯も歯周病も初期は無症状で、痛みが出た時にはかなり進んでいます。 3〜6か月の健診が結局いちばん安く済みます。

誤解2|毎日しっかり磨いているから歯石は付かない

歯石は磨き残しが2週間ほどで石灰化したもので、歯ブラシでは取れません。 誰でも付くため、定期的な除去が必要。

誤解3|歯周病は年寄りの病気

30代で約半数に歯周ポケットがあり、進行は静かです。 若いうちからの健診で差が出ます。

誤解4|歯を失うのは虫歯のせい

最大の原因は歯周病(約37%)です。痛みがなく進むため、健診での早期発見が要になります。

誤解5|定期健診は高い

3割負担で1回3,000〜4,000円、年2回でも1万円弱。虫歯1本の治療や、歯を失った後のインプラント(自費30〜50万円)と比べれば、明確に安い投資です。

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出典

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-17.html

https://www.8020zaidan.or.jp/

https://www.jda.or.jp/park/

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