Value Village / 暮らしの知恵
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日本では今も紙の挨拶状が送られています。何十億枚もの年賀状、暑中見舞い、贈り物への礼状、そして天候に触れる一文で始まる正式な手紙などです。旅行者には趣のある便箋やはがきに見えても、日本で暮らす人にとっては、決まった表現と期限を伴う付き合いの暦です。この仕組みは縮小しつつありますが、なくなったわけではありません。
| 挨拶 | 時期 | 期限・決まり | 数量・補足 |
|---|---|---|---|
| 年賀状 | 1月1日に届く | 元日に届けるには12月25日までに投函。喪中の世帯には送らない(その世帯から11~12月に喪中はがきが届く) | 2025年用は約11億枚。2003年の44億枚から減少 |
| 寒中見舞い | 1月8日~2月3日 | 遅れた年賀状への返信や喪中の世帯への挨拶に使う | — |
| 暑中見舞い | 梅雨明け・7月上旬から8月7日ごろ(立秋)まで | 夏らしい絵柄のはがきで、「暑さに負けずお過ごしですか」と安否を尋ねる | 減少しているものの、今も続いている |
| 残暑見舞い | 8月8日~8月末 | 同じようなはがきでも、表題が異なる。立秋を過ぎて「暑中見舞い」を送るのは、よく知られた間違い | — |
| お中元・お歳暮のお礼 | 贈り物を受け取ってから数日以内 | 電話または礼状で伝える。これらの季節の贈答品には、お返しは必須ではない | 贈り物の記事を参照 |
| 結婚・葬儀の贈り物へのお礼 | 1か月以内 | お返し(半返し)を添える | — |
| 正式な手紙の書き出し(季節の挨拶) | 正式な手紙全般 | その月の天候や季節に合った表現(例:5月なら「新緑の候……」)に続けて、相手の健康や安否を気遣う | 12か月それぞれの表現をまとめた一覧がある。ビジネスメールでは、より短い決まり文句(「お世話になっております」)を使う |
[要確認] 年賀状の発行枚数は日本郵便で確認してください。立秋の日付(8月7日または8日)は年によって異なるため、気象庁の暦で確認してください。
1月1日に届くことが重要なので、12月25日までに投函します。1月7日を過ぎたら、表現を変えて寒中見舞いとして送ります。
立秋(8月7日ごろ)までは暑中見舞い、それ以降は残暑見舞いです。使い分けを間違えると、礼儀を大切にする送り手には気になるものです。
その年に家族を亡くした世帯には送りません。通常、その世帯から喪中はがきが届きます。代わりに1月に寒中見舞いを送ります。
これは、慣例的な一覧から月に合った表現を選ぶ、正式な手紙に必要な最初の一文です。省くと、ぶっきらぼうな印象になります。ビジネスメールでは、代わりにメール用の決まった書き出しがあります。
廃れたと言うには、11億枚はかなりの数です。発行枚数は20年間で75%減りましたが、暦と決まり文句はメッセージへと移っています。今も知っておく意味があります。
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