SPFとPAは、何を測った数字か
日やけ止め表示の決まりごと
日やけ止めのパッケージにある「SPF50+ PA++++」。この数字とプラス記号が、どうやって決められているかの話です。
ふたつは、別の紫外線を見ている
- SPF(Sun Protection Factor)──波長がおよそ280〜320nmのUVBを対象にした指標。
- PA(Protection Grade of UVA)──およそ320〜400nmのUVAを対象にした指標。PA+からPA++++までの4段階で表されます。
紫外線はひとつではないので、指標もひとつでは足りない、ということです。
測り方は、国際規格で決まっています
日本化粧品工業会によれば、測定方法はISOの国際規格に基づいています。SPFはISO 24444、PAはISO 24442。表示の方法そのものは、同会の自主基準として定められています。PA++++の表示が加わったのは、2012年に発表された基準改定によるものです。
「2mg/cm²」という前提
ここが実務上いちばん大事なところかもしれません。測定では、肌1平方センチメートルあたり2mg(2µL)を塗布した状態で評価します。パッケージの数字は、この量を塗ったときの値です。
同じ製品でも、塗る量が前提より少なければ、測定時と同じ条件にはなりません。数字の大小を比べる前に、その数字がどんな条件で出たものかを知っておく。表示を読むというのは、そういうことです。
成分の並び順にもルールがあります。全成分表示の読み方もどうぞ。
参考:日本化粧品工業会、ISO
——Value Village編集部