埼玉県の特産品・お土産・神社仏閣・観光
47都道府県ガイド
埼玉は、江戸という巨大な消費地のすぐ北にあったことで形づくられた県です。産業も工芸も、その距離から説明できます。
特産品
草加せんべいは、日光街道の宿場・草加で生まれました。もとは余った団子を平たくして干した保存食。旅人に売るために、ちょうどよい形でした。
狭山茶は、茶の北限に近い土地でつくられます。寒さに耐えるために葉が厚くなり、仕上げの火入れを強くする「狭山火入れ」で香ばしさを出すのが特徴です。
静岡は量、京都は玉露、福岡は八女、そして埼玉は火入れの香り。同じ茶でも、産地ごとに勝負するところが違います。
深谷ねぎ、五家宝、そして川越のさつまいも。
お土産
草加せんべい、狭山茶、五家宝(ごかぼう)。三つとも常温で持ち、軽い。旅人の多い街道の土産は、この条件を満たすものが残ります。
川越では、菓子屋横丁の駄菓子やさつまいも菓子。
神社・お寺
氷川神社(さいたま市大宮)は、全国に約280あるとされる氷川神社の総本社です。
参道は約2キロあり、日本でもっとも長い部類の参道とされます。「大宮」という地名は、この神社を「大いなる宮」と呼んだことに由来します。神戸、大宮、鹿島――神社が地名になった例は、この連載で何度も出てきました。旧氷川神社は、見沼・大沼という水辺の土地にあった水の神でした。
三峰神社(秩父市)は、標高1,100メートルの山上にあり、狛犬のかわりにオオカミ(狼)が座っています。秩父神社(秩父市)は秩父夜祭の神社です。
観光
川越は「小江戸」と呼ばれ、蔵造りの商家が並ぶ国の重要伝統的建造物群保存地区です。
この蔵造りが残ったのは、1893年の大火のあと、燃えなかったのが蔵だけだったからです。災害のあとに住民が選んだ建て方が、いまの街並みになっています。
秩父夜祭は毎年12月2・3日。2016年にユネスコ無形文化遺産「山・鉸・屋台行事」に含まれました。春の芝桜、長瀨の渓谷もこの地域です。
伝統工芸
国指定は岩槻人形、江戸木目込人形、春日部桐箪笥、行田足袋、秩父銘仙、細川紙の6品目。
岩槻は雛人形の産地として全国的に知られています。細川紙は、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された和紙三つのうちのひとつです。
詳しくは 【VILLAGE通信 vol.36】雛人形の生産、日本一
この県の記事
参考:埼玉県、草加市、入間市、川越市、秩父市、さいたま市、氷川神社、文化庁、伝統的工芸品産業振興協会 ——Value Village編集部