Ibaraki: Local Specialties, Souvenirs, Shrines & Temples, Sightseeing
Japan 47 Prefecture Guide
茨城は、農業産出額で全国上位に入り続けている県です。平地が広く、東京という大きな消費地が隣にある。この二つがそのまま産業になっています。
特産品
干し芋の生産は、全国のおよそ9割。とくにひたちなか市や東海村の周辺に集中しています。
なぜこの地域なのか。干し芋は、蒸したさつまいもを切って冬の乾いた風で天日乾燥させる食べ物です。海からの風があり、雨が少なく、霜が降りすぎない。その条件が揃っていました。
青森のりんごも、山形のさくらんぼも、茨城の干し芋も、同じことを言っています。産地は、選んだのではなく、気候が決めています。
メロン、れんこん、栗も収穫量全国第1位。そして水戸の納豆。これは、大豆の産地だったことと、鉄道の発達で日持ちしないものを東京へ送れるようになったことが重なっています。
お土産
干し芋は、そのまま土産になる食べ物です。常温で持ち、軽く、原料はさつまいもだけ。保存食が土産になるのは、この連載で何度も見てきた形です。
水戸納豆、梅を使った菓子、そして笠間焼の器。
神社・お寺
鹿島神宮(鹿嶋市)は、全国に約600あるとされる鹿島神社の総本宮です。
鹿島神宮は、香取神宮(千葉)、息栗神社(茨城)とあわせて「東国三社」と呼ばれます。江戸時代、伊勢参りのあとにこの三社をまわる「三社参り」が盛んでした。神宮を名乗る神社は、平安時代の記録では伊勢・鹿島・香取の三つだけでした。都から遠いこの地に、それほどの格が与えられていたということです。境内の要石(かなめいし)は、地震を起こす鯰を押さえていると伝えられます。
笠間稲荷神社(笠間市)は、伏見・豊川と並んで日本三大稲荷のひとつに数えられます。この町が焼物の産地になったのは、参拝客という市場が先にあったからでもあります。
観光
偉楽園は、金沢の兼六園・岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつ。約100品種3,000本の梅があります。
この庭の特徴は、つくられた当初から領民に開放されていたことです。名前の「偉(とも)に楽しむ」はそこから来ています。
袋田の滝は日本三名瀑のひとつで、冬には凍ることもあります。国営ひたち海浜公園のネモフィラは4月下旬から5月上旬。
伝統工芸
国指定は結城紬、笠間焼、真壁石燈籠の3品目。
結城紬は2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。手つむぎ糸・手くびり・いざり機の三つをすべて満たすことが条件です。
詳しくは 【VILLAGE通信 vol.38】ユネスコに載った、紬
この県の記事
参考:農林水産省「作物統計調査」「生産農業所得統計」、茨城県、水戸市、鹿島神宮、文化庁、伝統的工芸品産業振興協会 ——Value Village編集部