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研究室の顕微鏡の対物レンズ

日本のがん統計――2023年に新たに診断されたのは約99万例、最多は大腸

国立がん研究センターの「がん情報サービス」は、全国がん登録と厚生労働省の人口動態統計をもとに「最新がん統計」を公表しています。現在の最新版では、2023年に新たにがんと診断されたのは99万3,469例(男性55万6,059例、女性43万7,406例)、2024年にがんで亡くなった人は38万4,111人(男性22万1,786人、女性16万2,325人)です。罹患(新たに診断された数)は2023年、死亡は2024年のデータで、年が1年ずれている点に注意が必要です。

部位別に見ると、診断数の1位は大腸

2023年の罹患数を部位別に見ると、男女計では大腸・肺・胃・乳房・前立腺の順です。男性では前立腺、大腸、肺、胃、膵臓。女性では乳房、大腸、肺、胃、子宮の順になっています。大腸がんは男女計で15万4,039例で、最も多く診断された部位です。

一方、2024年の死亡数では、男女計で肺・大腸・膵臓・胃・肝臓の順です。男性の1位は肺、女性の1位は大腸です。診断される数の多い部位と、亡くなる人の多い部位は必ずしも一致しないことが、この2つの順位を並べると分かります。

生涯リスクと生存率

同センターの推計では、一生のうちにがんと診断される確率(2023年データにもとづく)は男性61.1%、女性50.1%で、男女ともおよそ2人に1人です。がんで亡くなる確率(2024年データ)は男性24.4%(4人に1人)、女性17.2%(6人に1人)とされています。また、2018年に診断された人の5年相対生存率は全体で64.8%(男性63.2%、女性66.8%)です。

要点(国立がん研究センター「最新がん統計」)
・罹患数(2023年):99万3,469例
・死亡数(2024年):38万4,111人
・罹患数の1位は大腸(男女計)、死亡数の1位は肺(男女計)
・生涯にがんと診断される確率:男性61.1%、女性50.1%
・5年相対生存率(2018年診断):64.8%

日本の死因全体の並びは人口動態統計(2025年)の死因順位で、世界の死因はWHOが公表した世界の死因トップ10で紹介しています。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」(全国がん登録、厚生労働省「人口動態統計」にもとづく)

※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。

——Value Village編集部