健康・医療|SPECS 2030 WHOが挑む、世界の視力障害

世界の視力障害、最大の原因は"矯正されていない近視・遠視"
WHOが挑むSPECS 2030とは

2026年9月2日現在の情報です。

世界の視力障害の最大の原因は何か、ご存じでしょうか。

答えは、病気ではありません。WHO(世界保健機関)によれば、矯正されていない屈折異常——つまり、メガネやコンタクトで直せるはずの近視や遠視が放置されていることが、世界の視力障害の最大要因とされています。メガネというシンプルで安価な解決策があるにもかかわらず、世界にはそれが届かない人々が膨大にいるのです。

WHOが動く「SPECS 2030」

この問題に対しWHOは、矯正の届かない人々にメガネを届ける取り組み「SPECS 2030」を推進中です。2026年9月には専門家会合が相次いで開かれ、目のケアと視力障害に関する世界状況報告の準備も進んでいます。視力はいま、世界の保健課題の最前線にあるテーマの一つです。

日本に暮らす私たちへの示唆

日本ではメガネも眼科も身近にあります。しかし「見えにくさをなんとなく放置する」ことは、実は世界共通の習性です。スマホとパソコンの画面を見る時間がかつてなく長くなった今、目の状態を定期的に確かめることは、毎日のコンディションを整える基本の一つと言えそうです。気になる変化があれば、眼科での検査をご検討ください。

「見える」という当たり前は、世界では当たり前ではない——その事実を知ることから、健康への感度は変わります。健康・医療の棚では、こうした世界の保健の"いま"を、一次情報に基づいてお届けしていきます。

出典:WHO(世界保健機関)公表情報(2026年8月末時点)。本記事は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。