世界で10億人が肥満とともに生きている
WHOが目標を 2030年 に延長した理由
数字から入ります。
10億人
WHO(世界保健機関)によれば、2022年時点で、世界で 10億人以上が肥満とともに生きています。
WHO は肥満を、他の疾患を引き起こす慢性的で複雑な疾患と位置づけています。糖尿病、心疾患、がんなどの慢性疾患と結びついているため、肥満への対応はそれらの負担軽減にもつながるとしています。
目標が、延長された
世界保健総会(WHA)のグローバル栄養目標は、もともと 2025年 を期限としていました。小児の過体重を増加させないことを含む目標です。
2025年の WHA で、この期限は 2030年 に延長されました。
あわせて新しい目標が置かれています――5歳未満の子どもの過体重の割合を 5%未満 に抜け・維持すること。
延長は、達成が遠いことの証左でもあります。WHO は、多くの国が依然として 2025年目標の達成経路から外れているとしています。
ただし、止まり始めた国もある
悲観的な話ばかりではありません。
WHO は、多くの国が行動を起こしており、一部の国では小児肥満率の横ばい化が達成されているとも報告しています。
増え続けていたものが横ばいになる。地味な変化に見えますが、人口規模で考えれば、これは十分に大きな達成です。
WHO が推奨していること
食事と身体活動に関する WHO のグローバル戦略では、こう示されています。
ほとんどの日に、少なくとも 30分の中強度の身体活動を定期的に行うことは、心血管疾患と糖尿病、結腸がん、乳がんのリスクを低減させる
30分。しかも「中強度」です。息が少し弾む程度の早歩きがこれにあたります。
なぜこの話を書くのか
化粧品を売る会社が、なぜ肥満の話を書くのか。
Value Village は「美容から健康まで」を言っています。そう名乗る以上、世界で何が起きているのかを、一次情報で知っておく必要があると考えています。
商品の話にするつもりはありません。化粧品もサプリも、肥満をどうにかするものではないからです。
その上で、30分歩くことのほうが、どんな商品より確かなこともあると書いておきます。
参考:WHO「Obesity and overweight」ファクトシート、WHO「Controlling the global obesity epidemic」、WHO「Global Strategy on Diet, Physical Activity and Health」、WHO欧州地域事務局報道発表(2025年11月4日)
※本記事は公的機関の公表資料の紹介であり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体重や体調についてのご心配は医療機関にご相談ください。
——Value Village編集部