静かに整えられた暮らしのイメージ

「家族に勧められるか」という基準。
私たちが品質を決めるときの、たったひとつのものさし

毎日つかうものを選ぶとき、あなたは何を基準にしていますか。価格、口コミ、パッケージの美しさ。どれも、大切なものさしだと思います。

けれど、つくる側にも、ゆずれないものさしがあります。派手な言葉では語られないけれど、すべての判断の根っこにある、静かな基準です。

Value Village(バリューヴィレッジ)を運営する私たちには、ひとつの問いがあります。「これを、自分の家族に勧められるだろうか」。今日は、その基準のお話を、少しだけさせてください。

静かに整えられた暮らしのイメージ

そもそも、品質のものさしとは何ですか?

品質のものさしとは、「何を良しとするか」を決める、判断の軸のことです。成分の安全性、使い心地、続けやすさ。測れるものもあれば、数字にはならないものもあります。私たちが何より大切にしているのは、つくり手自身が心から納得できるかどうか。うるおいを与え、乾燥を防ぎ、肌をすこやかに保つ——そうした当たり前を、当たり前の水準で満たしているか。誇張ではなく、確かさで語れるか。それが、私たちのものさしの出発点です。

なぜ「家族に勧められるか」を基準にするのですか?

家族は、いちばん正直な相手だからです。よく知らない誰かには、少し話を大きく言えてしまうかもしれません。けれど、自分の親や、子どもや、大切な人に手渡すとき、人はふしぎと嘘がつけなくなります。「本当に、これで大丈夫?」——その問いに胸を張って頷けるものだけを、世に出したい。だから私たちは、会議室の数字より前に、いつもこの一問を置いています。家族に勧められないものは、他の誰にも勧められない。そう考えているのです。

その基準は、実際のものづくりにどう表れますか?

いちばん分かりやすいのは、「引き算」の場面です。話題の成分だからと足すのではなく、本当に必要かを問い直す。刺激になりうるものは、たとえ流行していても慎重に扱う。全成分を包み隠さず開示し、国内の自社基準でていねいに確かめる。派手な効果をうたう言葉より、毎日安心して続けられることを選ぶ。こうした一つひとつの小さな判断の積み重ねが、「家族に勧められるか」という問いへの、私たちなりの答えになっています。

「良いもの」と「売れるもの」は、どう違いますか?

正直に言えば、この二つは、いつも一致するわけではありません。強い言葉で不安を煽れば、短いあいだは売れるのかもしれません。けれど、それは家族には勧められない売り方です。私たちが目指すのは、選んだ人が「これにしてよかった」と、半年後、一年後に思えること。急いで一度売ることより、長く寄り添って選ばれ続けること。だから私たちは、「売れるか」より前に「勧められるか」を問います。遠回りに見えて、それがいちばん確かな道だと信じています。

この基準は、これからも変わりませんか?

ものづくりの手法も、技術も、時代とともに変わっていくでしょう。けれど、「家族に勧められるか」という問いだけは、変えるつもりはありません。それは、私たちが株式会社INSTINCT BROTHERSとして大切にしてきた、People Before Products——商品より、人——という信条とひとつながりのものだからです。何を新しくしても、この問いに立ち返る。それが、私たちの変わらない約束です。

あなたが手に取るその一つに、「家族に勧められるか」という小さな問いが宿っていること。それを、心のどこかに置いていただけたら嬉しいです。これからも、あなたの暮らしに安心して寄り添える一員でありたいと思っています。