取引先ではなく、仲間。
私たちがパートナーと歩むときの流儀
ものづくりは、ひとりではできません。原料を届けてくれる人、かたちにしてくれる人、お客さまのもとへ運んでくれる人。数えきれない手が重なって、ひとつの製品が生まれます。
その人たちを、私たちは「取引先」とは呼びたくないと思っています。もう少し、あたたかい言葉で呼びたいのです。
Value Village(バリューヴィレッジ)を運営する私たちが、ともに歩む人たちをどう考えているのか。今日は、パートナーシップの流儀について、少しお話しさせてください。

そもそも、パートナーシップとは何ですか?
パートナーシップとは、立場を越えて同じ方向を見る関係のことだと、私たちは考えています。発注する側とされる側、という上下ではなく、ひとつの価値を一緒につくる横のつながり。互いの得意を持ち寄り、足りないところを補い合う。うまくいったことも、つまずいたことも、分かち合える。そんな関係を、私たちは大切にしています。良いものは、良い関係からしか生まれない。長くものづくりを続けてきて、私たちがたどり着いた実感です。
なぜ「取引先」ではなく「仲間」と呼ぶのですか?
言葉は、関係のかたちを決めるからです。「取引先」と呼んだ瞬間、そこには損か得か、という物差しが立ちます。けれど「仲間」と呼べば、見えてくるのは、一緒に届けたい暮らしの風景です。私たちは、価格だけで相手を選びません。同じ価値観を持てるか、長く歩めるか。それを何より大切にします。呼び方ひとつと思われるかもしれませんが、その一語に、私たちがどんな関係を築きたいかという願いが込められているのです。
仲間との関係で、大切にしていることは何ですか?
誠実であること、そして、続けることです。無理な要求で相手を追い込まない。うまくいかない時こそ、ていねいに対話する。一度きりで終わらせず、次も、その次も、一緒に歩んでいく。People Before Products——商品より、人——という私たちの信条は、お客さまだけでなく、ともにつくる仲間にも向けられています。人を大切にしない関係から、人を大切にする商品は生まれない。だから私たちは、まず目の前の仲間との信頼を、静かに積み重ねていきます。
その考え方は、商品にどう還ってきますか?
良い関係は、かならず、手もとの一本に還ってきます。信頼できる仲間となら、無理な近道をせずに、確かなものづくりができる。急かされないから、うるおいを与え、乾燥を防ぎ、肌をすこやかに保つという当たり前を、当たり前の水準で守れる。誰かにしわ寄せがいく作り方では、長く安心して使えるものは生まれません。あなたが毎日ふれるものの心地よさの奥には、つくり手同士の、穏やかな信頼があるのです。
これから、どんな輪を広げていきたいですか?
私たちが思い描いているのは、ひとつの「街」のような輪です。美容から健康へ、食や学びへ、そしてコミュニティへ。暮らしを整える領域を広げていくとき、そこにはいつも、志を同じくする仲間が必要になります。競い合うのではなく、支え合う。奪い合うのではなく、育て合う。そんな関係の輪を、少しずつ大きくしていきたい。それが、株式会社INSTINCT BROTHERSとして私たちが描く、これからの姿です。
あなたの手もとに届く一つの奥に、たくさんの仲間の手があること。その静かなつながりを、ときどき思い出していただけたら嬉しいです。私たちもまた、あなたの暮らしに寄り添う、ひとりの仲間でありたいと思っています。