五感と肌の関係性 — プラセボではなく脳科学

プラセボではなく、脳科学。〜マスキングという名の魔法について〜

スキンケアを選ぶとき、私たちは何を基準にしているでしょうか。

広告で見たイメージ。美しいパッケージ。塗った瞬間の、あのなめらかな感触——。

Value Villageは、そのすべてを一度、疑ってみることから始めました。

「使用感」は、作れる

化粧品の世界には、塗った瞬間のなめらかさやしっとり感を演出する処方技術があります。感触を整える成分を重ねれば、「気持ちいい」は設計できるのです。私たちはこれをマスキングと呼んでいます。

誤解のないように言えば、使用感そのものは悪ではありません。心地よさは化粧品の大切な価値の一つです。問題は、使用感だけで選ばれ続ける商品があること。塗った瞬間の演出で勝負するのは、本来メイクアップの思想です。その思想のままのものが「スキンケア」として並んでいるとしたら——それは肌と向き合うことではなく、肌の上を飾ることではないでしょうか。

プラセボと脳科学は、違う

「高かったから効く気がする」「有名ブランドだから良いはず」——思い込みが満足感を作ることは、プラセボ効果としてよく知られています。巨額の広告は、この思い込みを育てるための投資とも言えます。

私たちが大切にする「脳科学」の視点は、その逆です。思い込みに頼らず、使ったときの体験そのもの——肌を触ったときの感触の変化、鏡を見る時間の変化、使い続けたいという気持ちの積み重ね——で評価されるものづくりです。

思い込みで選ばれた商品は、新しい思い込みが現れた瞬間に乗り換えられます。実感で選ばれた商品は、手放せなくなります。私たちが目指すのは、後者だけです。

ブランド名を隠しても、選ばれるか

この考えに、私たちは自らを追い込むつもりです。

近いうちに、ブランド名を伏せた状態で複数の商品を体験していただく企画を、Value Village Communityで実施します。広告も、パッケージも、ブランドの先入観もない場所で、あなたの肌と脳は何を選ぶのか。結果は、どうあれすべて公開します。それが私たちの言う透明性であり、「使えばわかる」と言い切る覚悟です。

本当に良いものは、シンプルです。飾りの言葉も、巨大な広告もいりません。使えば、わかる。

その確信がなければ、お客様からお金をいただく資格はない——私たちはそう考えています。

——Value Village編集部