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机の上に置かれた聴診器

調査日に受診した人は全国で845万人
令和5年患者調査を読む

患者調査は、厚生労働省が3年ごとに行っている基幹統計です。全国から抽出した病院・診療所で、ある1日に受療した患者の性別・年齢・病名などを調べ、全国の患者数を推計します。最新の令和5年調査は2023年10月に行われ、2024年12月に結果が公表されました(次回の令和8年調査の結果はまだ公表されていません)。

調査日に全国の医療施設で受療した推計患者数は、入院117万5,300人、外来727万5,000人。あわせて約845万人が、その1日に病院や診療所にかかっていた計算です。

入院の約4分の3は65歳以上

入院患者117万5,300人のうち、65歳以上は88万7,200人で約75%を占めます。外来でも65歳以上が369万8,200人と、ほぼ半分です。男女別では入院・外来とも女性のほうが多く、外来は女性417万8,900人、男性309万6,100人でした。

外来の内訳を施設別に見ると、一般診療所が449万4,300人、病院が151万6,900人、歯科診療所が126万3,800人。身近な診療所が外来の中心を担っていることがわかります。

令和5年患者調査の主な数字
・推計患者数(調査日):入院 117万5,300人/外来 727万5,000人
・入院で多い病気:精神及び行動の障害、循環器系の疾患、損傷・中毒など
・外来で多い病気:消化器系の疾患(歯科を含む)、健診などの保健サービス、循環器系の疾患
・退院患者の平均在院日数:28.4日(病院29.3日)

入院と外来で、多い病気はこんなに違う

病気の大分類で見ると、入院で最も多いのは「精神及び行動の障害」21万3,100人、次いで「循環器系の疾患」18万2,500人、「損傷,中毒及びその他の外因の影響」13万3,500人でした。循環器系のうち脳血管疾患が10万9,400人、損傷のうち骨折が9万6,300人を占めます。

外来では「消化器系の疾患」が123万6,000人で最多です。この分類には歯科の病気が含まれ、歯肉炎及び歯周疾患が55万600人、う蝕(むし歯)が22万2,600人でした。2位は健診や予防接種などの「健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用」99万9,000人、3位が「循環器系の疾患」84万2,200人で、そのうち高血圧性疾患が60万6,400人を占めています。

継続して医療を受けている「総患者数」

患者調査では、調査日に受診していなくても継続的に通院している人を含めた「総患者数」も推計しています。大分類別では「循環器系の疾患」2,210万1千人、「消化器系の疾患」2,120万1千人、「内分泌,栄養及び代謝疾患」1,196万7千人の順でした。

退院患者の平均在院日数は28.4日。病気別では「精神及び行動の障害」290.4日、「神経系の疾患」93.3日、「循環器系の疾患」34.6日の順に長くなっています。

病院や診療所の数そのものの動きは全国の病院は8,001施設|1年で59減った令和7年医療施設調査で、高血圧の世界の状況は世界の高血圧は14億人|管理できているのは5人に1人で紹介しています。

参考:厚生労働省「令和5年(2023)患者調査の概況」(2024年12月20日公表)

※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。

——Value Village編集部