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ワクチンの小びん

予防接種を一度も受けていない子どもは1,430万人
WHO・UNICEF推計

世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)は毎年、各国の子どもの予防接種率を推計して公表しています。2025年7月15日に公表された2024年の推計から、世界の子どもの予防接種の状況を読みます。

3回接種は85%

予防接種の状況をはかる代表的な指標が、ジフテリア・破傷風・百日せきを含む混合ワクチン(DTP)の接種率です。2024年、世界の乳児の89%(約1億1,500万人)が少なくとも1回接種を受け、85%(約1億900万人)が3回の接種を終えました。前年からほぼ横ばいです。

「ゼロドーズ」の子どもたち

一方で、DTPの接種を少なくとも1回受けられなかった乳児は2,000万人近くにのぼります。そのうち1,430万人は、どの予防接種も一度も受けていない「ゼロドーズ」の子どもたちです。紛争や人道危機の影響を受けている地域に多いとされています。

WHO・UNICEF推計(2024年)
・DTPを1回以上接種した乳児 89%(約1億1,500万人)
・DTPを3回接種した乳児 85%(約1億900万人)
・一度も予防接種を受けていない子ども 1,430万人

数字の背景

WHOとUNICEFは、2030年に向けた世界の予防接種の目標に対して、現在のペースでは届かないと指摘しています。世界の人びとの健康をめぐる数字は、WHO世界結核報告2025やWHOの薬剤耐性報告でも紹介しています。日本の定期接種のスケジュールなどは、お住まいの自治体やかかりつけの医療機関でご確認ください。

参考:世界保健機関(WHO)・国連児童基金(UNICEF)「WHO/UNICEF Estimates of National Immunization Coverage(2024年)」(2025年7月15日公表)

※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。

——Value Village編集部