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世界の質問箱 / 食と暮らし

はちみつは1歳未満の赤ちゃんにあげてはいけないって本当?

この回答は下書きです。法務レビューと出典の検証が終わるまで公開されません。

答えはちみつは1歳未満の乳児には、量の多少・加熱の有無・国産か輸入かにかかわらず与えてはいけません。理由は、はちみつにボツリヌス菌の芽胞が含まれることがあり、腸内環境が未熟な1歳未満の乳児では腸内で菌が増えて毒素を作る「乳児ボツリヌス症」を起こすため。芽胞は家庭の加熱(100℃)では死なないので、「加熱すれば大丈夫」も成り立ちません。はちみつ入りの飲料・菓子・パン、黒糖・きび糖の一部、コーンシロップにも注意。1歳を過ぎれば腸内細菌が整い、通常の摂取で問題は起きないとされています。大人には無害です。

離乳食の甘みに、風邪の時に——はちみつは自然食品のイメージが強く、「少しなら」と考える人がいます。しかし日本では2017年に、はちみつを与えられた生後6か月の乳児が乳児ボツリヌス症で亡くなる事故があり、国が改めて注意喚起をしました。理由と範囲を整理します。

知っておくべきこと

項目内容
原因ボツリヌス菌の芽胞。土壌中に広く存在し、はちみつに混入することがある(日本の調査で約5〜10%のはちみつから検出の報告)
なぜ乳児だけ1歳未満は腸内細菌が未発達で、芽胞が腸内で発芽・増殖し毒素を産生する。1歳以上・大人は腸内細菌が菌の増殖を抑えるため、はちみつで発症することはまずない
加熱芽胞は100℃の加熱では死なない(120℃・4分以上が必要)。加熱したはちみつ、はちみつ入りの焼き菓子・パンも不可
国産・輸入・高級品区別なく不可。「純粋」「非加熱」「マヌカ」も同じ
症状摂取後3〜30日で便秘(3日以上)→哺乳力の低下→泣き声が弱い・元気がない→首や手足のだらり(筋力低下)→呼吸困難。すぐ受診(小児科・救急)
国内の事例2017年、東京都で生後6か月の乳児が死亡(離乳食にはちみつ入りジュースを1か月間)。国内で年間0〜数件の報告
法令・表示はちみつ製品には「1歳未満の乳児には与えないでください」の表示が業界基準で義務化。食品表示法上の義務ではなく、表示のない輸入品もある

はちみつ以外で注意するもの

食品理由
はちみつ入りの飲料・ヨーグルト・菓子・パン・ハニーローストナッツはちみつを含む
黒糖(黒砂糖)、きび糖の一部ボツリヌス菌の芽胞が検出された報告があり、厚生労働省は1歳未満への黒糖を避けるよう案内
コーンシロップ海外で芽胞の検出報告
井戸水・自家製の野菜ジュース(加熱不十分)土壌由来の芽胞
自家製の瓶詰・真空パック食品大人でもボツリヌス食中毒の原因になり得る(別記事「家庭の瓶詰め」参照)
  • 1歳になったら:腸内細菌が整い、通常量のはちみつは問題ないとされます。離乳食の甘みは、1歳までは果物・さつまいも・かぼちゃなどで。
  • メープルシロップ:樹液を煮詰めたもので、ボツリヌス菌の心配は基本的にないとされるが、糖分が多いため離乳食期は控えめに。
  • のどの痛みへのはちみつ:1歳以上の子どもの咳に、はちみつが市販の咳止めと同程度の効果を示した研究があり、海外の小児科ガイドでも紹介されています。1歳未満は不可。
  • 保育園・祖父母:「少しだけ」「昔はあげていた」という善意の事故が多い。「1歳までははちみつ禁止」を家族・預け先で共有する。
  • 大人のボツリヌス食中毒は別の話(はちみつではなく、自家製の瓶詰・いずし・真空パックの加熱不十分が原因)。
【要検証】 はちみつからの芽胞検出率、2017年の事例の詳細、黒糖に関する注意喚起は厚生労働省・東京都の公表資料で確認してください。

誤解1|少しだけなら大丈夫

量の問題ではなく、芽胞が1個でも腸で増える可能性があります。 1歳未満はゼロで。

誤解2|加熱すればボツリヌス菌は死ぬ

芽胞は100℃では死にません。 はちみつ入りのパン・焼き菓子・煮物も不可。

誤解3|国産の純粋はちみつなら安全

産地・品質と芽胞の有無は無関係です。表示のあるなしにかかわらず与えない。

誤解4|昔はみんなあげていたから問題ない

乳児ボツリヌス症が知られるようになったのは1970年代以降で、以前は原因不明の突然死に含まれていた可能性があります。2017年の死亡事故は国内で実際に起きています。

誤解5|1歳を過ぎてもはちみつは危ない

1歳以上は腸内細菌が整い、通常の摂取で発症することはまずありません。 1歳を過ぎたら、咳の緩和など有用な使い方もあります。

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出典

  • 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」(乳児ボツリヌス症の注意喚起)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

  • 東京都保健医療局「乳児ボツリヌス症による死亡事例について」(2017年)

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/

  • 国立感染症研究所「ボツリヌス症とは」

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/477-botulinum-intro.html

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食材によっては十分な加熱が必要です。生食は、生食用として流通しているものに限ってください。アレルギーのある方は、原材料をご確認ください。

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