みりんと料理酒について、よくある誤解は?
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みりんと料理酒は日本料理の基本調味料ですが、海外では入手と使い分けが難しく、日本国内でも「本みりん」と「みりん風調味料」の違いを知らない人が多い。酒税法上の区分が違いを決めています。
3種類のみりん
| 種類 | アルコール | 区分 | 特徴 | 開封後 |
|---|---|---|---|---|
| 本みりん | 約14% | 酒類(酒税法) | もち米・米こうじ・焼酎で造る。照り・コク・煮崩れ防止。煮切り(アルコールを飛ばす)が必要な場合あり | 常温可(直射日光を避ける)、3か月程度 |
| みりん風調味料 | 1%未満 | 食品 | 糖類・調味料・酸味料で風味を再現。煮切り不要。塩分はほぼなし | 冷蔵(糖分が多く傷みやすい)、開封後は早めに |
| 発酵調味料(みりんタイプ) | 約8〜14% | 食品(塩を加えて飲用不可、酒税なし) | 本みりんに近いが塩分約2%。塩加減を減らす | 常温可 |
料理酒
| 種類 | 塩 | 使い方 |
|---|---|---|
| 料理酒(加塩) | 約2〜3%の塩を加えて飲用不可に(酒税なし、安価) | レシピの塩を減らす。「酒」と書かれたレシピは通常塩なしを想定 |
| 清酒(日本酒) | なし | レシピどおり。酒類として販売 |
- 酒税法では、アルコール1度以上の飲料が「酒類」。本みりんは酒類なので、未成年者への販売はできず、酒販免許のある店でのみ販売されます。
- 本みりんの糖分は約40〜45%で、照りはこの糖分、煮崩れ防止はアルコールと糖分の働きとされます。
【要検証】アルコール度数と区分は酒税法および全国味淋協会の資料で、塩分の数値は製品表示で確認してください。
誤解1|みりん風調味料は本みりんの代わりに同量でよい
アルコールがないため、煮崩れ防止や臭み消しの働きは弱く、糖分の構成も異なります。 照りと甘みの代用としては使えます。「みりん風」は加熱の最後に。
誤解2|本みりんを使うと酔う
加熱でアルコールの大半は飛びますが、加熱しない料理(あえ物・ドレッシング)では煮切り(小鍋で沸騰させてアルコールを飛ばす)が基本です。妊娠中・子ども・運転前に配慮が必要です。
誤解3|料理酒は日本酒と同じ
加塩の料理酒は塩分約2〜3%です。レシピの「酒大さじ1」を料理酒で代用すると、塩小さじ1/8程度が加わる計算になり、塩を減らす必要があります。
誤解4|みりんは冷蔵庫で保存
本みりんはアルコールと糖分で常温保存が可能(直射日光・高温は避ける)。冷蔵すると糖分が結晶化することがあります。みりん風調味料は逆に冷蔵。
誤解5|海外ではみりんは手に入らない
輸出されている本みりんはアルコール度数の関係で酒類として扱われ、国によって入手しにくいことがあります。みりん風調味料は食品扱いで流通しやすい。代用としては砂糖+酒(または水)で照りと甘みを補う方法が知られています。
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出典
- 国税庁「酒税法における酒類の定義・みりん」
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/
- 全国味淋協会「本みりんについて」
https://www.honmirin.org/
- 消費者庁「食品表示基準」(調味料の表示)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/
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食材によっては十分な加熱が必要です。生食は、生食用として流通しているものに限ってください。アレルギーのある方は、原材料をご確認ください。
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