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ファッションの温室効果ガスは世界の2〜8%
UNEPが示す数字

本文章內文為日文。

一着の服が手元に届くまでには、繊維をつくり、糸を紡ぎ、布を織って染め、縫って運ぶという長い工程があります。その過程の環境への負荷はどのくらいなのか。国連環境計画(UNEP)が公表している数字から読みます。

温室効果ガスは世界の2〜8%

UNEPは、ファッション・繊維産業が世界の温室効果ガス排出の2〜8%を占めるとしています。推計には幅がありますが、ひとつの産業として無視できない規模です。さらに、海に流れ込むマイクロプラスチックの9%がこの産業に由来するといいます。

水の使用量は年間215兆リットル。オリンピック用プール8,600万杯分にあたります。繊維の製造工程で使われる化学物質は約1万5,000種類と推計され、なかには何十年も環境中に残るものもあるとされます。

ファッション・繊維産業の環境負荷(UNEP)
・温室効果ガス 世界の排出の2〜8%
・海のマイクロプラスチック 約10分の1(9%)
・水 年215兆リットル(プール8,600万杯分)
・製造に使われる化学物質 約1万5,000種類
・2000〜2015年 服の生産は2倍、着る期間は36%短く

つくる量が増え、着る期間が短く

UNEPが紹介するエレン・マッカーサー財団の分析では、2000年から2015年のあいだに服の生産量は2倍になり、一着を着る期間は36%短くなりました。国連は2025年の「国際ゼロウェイストデー(3月30日)」でファッションと繊維を取り上げ、繊維のごみを資源として生かす循環のしくみを呼びかけました。UNEPはアフリカやアジアの中小の繊維メーカーが廃棄物を25%減らす取り組みも支援しています。

業界が掲げる「2050年ネットゼロ」

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のもとでは、2018年12月のCOP24で「気候行動のためのファッション産業憲章」が始まり、2021年11月のCOP26で更新されました。参加する企業は、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることをめざし、科学的根拠に基づく目標を立てるか、2030年までに絶対量で50%減らすかの道を選びます。私たちにできるのは、一着を長く着て、手放すときは次の人へつなぐこと。それも数字を小さくする一歩です。

世界の繊維ごみの量は世界の繊維ごみは年9,200万トン、日本の目標は服を、捨てないという目標で紹介しています。

参考:国連環境計画(UNEP)「Annual Report 2025」「Sustainable fashion to take centre stage on Zero Waste Day」、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)「Fashion Industry Charter for Climate Action」

——Value Village編集部