世界の食料価格指数は136.0ポイント
2022年11月以来の高さ
パンや麺、食用油、お菓子の値段。家計で感じる食べものの価格は、世界の穀物や油の相場と無関係ではありません。その世界の動きを毎月ひとつの数字で示しているのが、国連食糧農業機関(FAO)の「食料価格指数」です。2026年10月2日に公表された9月分の数字を読みます。
9月は136.0ポイント
FAOによると、2026年9月の食料価格指数は136.0ポイントでした。8月から1.5%、前年同月から5.8%の上昇で、2022年11月以来の高い水準です。この指数は、穀物・植物油・乳製品・肉・砂糖という5つの品目グループの国際価格をまとめたもので、2014〜2016年の平均を100としています。
上がったのは穀物・植物油・砂糖
9月の上昇をけん引したのは、作物由来の3グループでした。穀物は前月比5.1%上昇。小麦は黒海地域の物流の制約や北米の乾燥、トウモロコシは米国の需給の引き締まりなどが背景とされています。砂糖は6.1%上昇し、2026/27年度の世界の供給が細るとの見通しが反映されました。植物油もパーム油が4か月続けて上がり、0.9%の上昇です。
一方で、肉は1.1%下落、乳製品はほぼ横ばい。乳製品は前年同月と比べると19.1%低い水準にあります。
2026年9月のFAO食料価格指数
・総合 136.0(前月比+1.5%/前年比+5.8%)
・穀物 122.8(+5.1%)
・植物油 198.6(+0.9%)
・砂糖 114.0(+6.1%)
・肉 127.9(−1.1%)
・乳製品 119.1(−0.1%)
※2014〜2016年平均=100
店頭の値段との距離
国際価格の動きがそのまま店頭に表れるわけではありません。為替や物流費、加工や人件費などが間に入り、時間差もあります。それでも、穀物や砂糖の相場が上向いていることは、少し先の食卓を考えるうえでのひとつの手がかりになります。
砂糖の長期の見通しは世界の砂糖は2034年に2億トンへ、家計から見た食費はエンゲル係数28.6%の食卓で紹介しています。
参考:国連食糧農業機関(FAO)FAO Food Price Index(2026年10月2日公表)
——Value Village編集部