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刺身の盛り合わせ

訪日客の飲食費は2兆711億円 コロナ前のほぼ2倍に

訪日客の買い物が話題になることは多いものの、いま大きく伸びているのが「食べる」お金です。観光庁のインバウンド消費動向調査をもとに、訪日外国人が日本の飲食にどれだけ使っているのかを整理します。

飲食費は2兆711億円、全体の約2割

観光庁のまとめによると、2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4,559億円(速報値)で過去最高でした。このうち飲食費は2兆711億円で、全体の21.9%を占めます。費目別では宿泊費(3兆4,617億円、36.6%)、買物代(2兆5,490億円、27.0%)に次ぐ規模で、交通費(9,465億円)や娯楽等サービス費(4,218億円)を大きく上回っています。

観光庁は、前年と比べて買物代の割合が下がり、宿泊費と飲食費の割合が上がったとしています。モノを買う旅から、滞在して食を楽しむ旅へと、重心が少しずつ移っていることがうかがえます。

2019年の1兆397億円からほぼ倍増

コロナ前の2019年、飲食費は1兆397億円(構成比21.6%)でした。6年で約2倍になった計算です。同じ期間に旅行消費額全体も約4.8兆円から約9.5兆円へとほぼ倍増しており、飲食はその伸びをしっかり支えてきたことになります。

日本政府観光局(JNTO)によると2025年の訪日外国人は約4,268万人。飲食費をこの人数で割ると、1人あたり約4万9千円を日本での食事に使った計算です(編集部試算)。寿司やラーメンだけでなく、居酒屋や喫茶店、地方の郷土料理まで、日常の食がそのまま旅の目的になっています。

この記事のポイント
・2025年の訪日客の飲食費は2兆711億円、旅行消費額の21.9%(観光庁、速報値)
・2019年の1兆397億円から約2倍
・前年比で買物代の割合が下がり、飲食費・宿泊費の割合が上昇
・1人あたりの飲食費は約4万9千円(編集部試算)

訪日客数の全体像は2025年のインバウンド過去最高の記事、海外で広がる和食は海外の日本食レストラン数もあわせてどうぞ。

参考:観光庁「観光の現状等について」(令和8年6月)、観光庁「訪日外国人消費動向調査」「インバウンド消費動向調査」、日本政府観光局(JNTO)

——Value Village編集部