まな板の手入れについて、よくある誤解は?
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まな板は台所で最も菌が残りやすい道具の一つで、「木がよいか、プラスチックがよいか」は各国で終わらない議論です。日本では厚生労働省の家庭での食中毒予防の考え方が、その答えの土台になります。
判断の材料
| 項目 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 使い分け | 生の肉・魚用と、野菜・調理済み食品用を分ける。1枚なら野菜→肉・魚の順に切る | 厚労省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(つけない) |
| 洗う | 使用後すぐ、洗剤とスポンジで。肉・魚の後は熱湯をかける | 同上 |
| 消毒 | 週1回程度、塩素系漂白剤(表示濃度で数分)→十分にすすぐ、または熱湯 | 同上 |
| 乾燥 | 立てて、風通しのよい場所で完全に | 湿ったままは菌とカビ |
| 木のまな板 | 熱湯はOK、漂白剤は木を傷める製品あり。洗ったらすぐ拭いて立てる。反り・黒ずみが出たら削り直し | — |
| 買い替え | 深い傷・黒ずみ・反りが目安 | — |
- 令和5年の食中毒統計では、カンピロバクター(鶏肉)とアニサキス(魚)が原因物質の件数の上位です。生の鶏肉を切ったまな板で野菜を切ることは、家庭での典型的な原因の一つです。
- 肉・魚は最後に切る、または牛乳パックを開いて使い捨てのまな板にするのが、日本の生活者の間で広く共有された工夫です。
【要検証】6つのポイントの記載と、食中毒統計の原因物質順位を厚生労働省で確認してください。
誤解1|木のまな板は不衛生
木には傷の中の菌が乾燥とともに減るという研究もあり、プラスチックとの優劣は「手入れ次第」とされています。乾かせるかどうかが要点です。
誤解2|プラスチックなら漂白剤で完全に消毒できる
傷の奥は漂白剤が届きにくく、傷だらけのまな板は消毒しても菌が残ることがあります。傷が目立ったら買い替えが現実的です。
誤解3|熱湯をかければ肉の後の汚れも落ちる
たんぱく質は熱で固まり、こびりつきます。 まず洗剤で洗ってから熱湯、が順番です。
誤解4|両面を使い分ければ1枚でよい
側面と縫い目からの汚れの回り込みがあり、洗うときも混ざります。色違いの2枚か、薄いまな板シートを肉・魚用にが実践的です。
誤解5|食洗機に入れれば消毒される
木のまな板は反り・割れの原因、プラスチックも耐熱温度を確認。食洗機対応の表示があれば、高温洗浄は有効です。
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出典
- 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/0903/h0331-1.html
- 厚生労働省「食中毒統計資料」(原因物質別)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html
- 東京都保健医療局「食品衛生の窓 家庭での食中毒予防」
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/
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食材によっては十分な加熱が必要です。生食は、生食用として流通しているものに限ってください。アレルギーのある方は、原材料をご確認ください。
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