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世界の質問箱 / 健康

手洗いとうがい、風邪予防に本当に効くの?正しいやり方は

この回答は下書きです。法務レビューと出典の検証が終わるまで公開されません。

答え手洗いは感染予防の根拠がもっとも確かな方法で、石けんで30秒(手のひら・甲・指の間・親指・指先・手首)→流水15秒で、手に付いたウイルスは1万分の1程度まで減るという実験結果があります。うがいは日本の研究で「水うがい」が風邪の発症を約36%減らした報告がありますが、ヨード液のうがいでは差が出ませんでした。手洗いは確実にやる、うがいは水で「帰宅時に」やる価値はある、というのが現時点の整理です。アルコール消毒は手洗いができない時の代替で、ノロウイルスには効きにくい点に注意。

日本の学校で「外から帰ったら手洗い・うがい」と教えられてきた習慣。海外では「うがい」の習慣自体がほとんどなく、効果を疑う声もあります。それぞれの根拠と、効果が出るやり方を分けて整理します。

根拠と数値

方法根拠目安
石けんでの手洗い感染症予防の根拠が最も確か。日本の実験では、流水15秒のみで約1/100、石けん10秒+流水15秒で約1/10,000にウイルスが減少(森ら、2006年)30秒もみ洗い+15秒すすぎ
アルコール手指消毒60〜95%のエタノールでインフルエンザ・新型コロナなどに有効。ノロウイルスには効果が弱い手洗いができない時の代替。手が乾くまで(約20秒)すり込む
水うがい京都大学の無作為化試験(387人、2005年)で、水うがい群の風邪発症が約36%減。ヨード液うがい群は対照群と有意差なし帰宅時。口をすすぐ→上を向いて15秒×2〜3回
マスク症状のある人がうつさない効果は確か。健康な人の予防効果は状況による咳・くしゃみのある時は着用
  • 手洗いで洗い残しが多い場所:指先・爪の間、指の間、親指の付け根、手首。国の啓発でも「洗い残しマップ」として繰り返し示されている部位です。
  • 手洗いのタイミング:帰宅時、食事前、トイレ後、調理前後、鼻をかんだ後、共用物(つり革・ドアノブ)に触れた後。
  • タオル:家庭でも個人別か、ペーパータオル。濡れたタオルの共用は逆効果になり得ます。
  • うがいの注意:ヨード液(うがい薬)の日常使用は推奨されていません(京大の試験で効果が示されなかったうえ、常在菌への影響や甲状腺への影響が指摘されています)。新型コロナの予防効果についても、うがい薬メーカー・行政ともに根拠が確立していないとしています。
  • 手荒れ:手洗い後にハンドクリームを。荒れた皮膚は菌が付きやすく、洗いにくくなります。
【要検証】 森ら(2006年、感染症学雑誌)の実験数値、Satomuraら(2005年、American Journal of Preventive Medicine)のうがい試験の減少率は、原著で確認してください。

誤解1|水でさっと洗えば十分

流水だけでは石けん手洗いの約100分の1の効果しかありません。石けんで30秒。指先・親指・手首まで。

誤解2|アルコール消毒があれば手洗いはいらない

目に見える汚れ・ノロウイルス・一部の細菌にはアルコールが効きにくいです。手洗いが第一、アルコールは補助。

誤解3|うがい薬(ヨード液)の方が水より効く

日本の試験では、水うがいには効果が示され、ヨード液には示されませんでした。 日常のうがいは水で十分です。

誤解4|うがいで喉に入ったウイルスを洗い流せる

ウイルスは付着後短時間で細胞に入るため、「洗い流す」効果は限定的です。効果の理由は完全には分かっておらず、「帰宅時に習慣として行う」程度の位置づけが妥当です。

誤解5|熱いお湯で洗う方が殺菌できる

手が耐えられる温度ではウイルスは死にません。 熱い湯は手荒れの原因になるだけです。ぬるま湯か水で石けんをしっかり。

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出典

  • 厚生労働省「正しい手の洗い方」(啓発資料)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000191947.html

  • 森功次ほか「Norovirusの代替指標としてFeline Calicivirusを用いた手洗いによるウイルス除去効果の検討」感染症学雑誌 80(5), 2006

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kansenshogakuzasshi1970/80/5/80_5_496/_article/-char/ja/

  • Satomura K, et al. "Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial." American Journal of Preventive Medicine, 2005; 29(4): 302–307.

https://doi.org/10.1016/j.amepre.2005.06.013

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