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日本の養蚕農家は113戸
2025年の繭は31トン

本文章正文为日语。

シルクのブラウスやスカーフ、着物。その糸は、蚕(かいこ)がつくる繭からとれます。かつて日本の輸出を支えた養蚕は、いまどのくらい残っているのでしょうか。一般財団法人大日本蚕糸会が2026年8月にまとめた「蚕糸業の現状について」から読みます。

農家113戸、繭31トン

2025年の全国の養蚕農家は113戸、繭の生産量は31トンでした。生糸に換算すると約6トンです。2005年は1,591戸・626トン、前年の2024年は134戸・38トンで、減少が続いています。戦後に繭の生産が最も多かったのは1968年(昭和43年)の12万1,014トン。そこから半世紀あまりで、およそ4,000分の1になりました。

産地は群馬県に集まっています。2025年は47戸(全体の42%)、繭1万3,231kg(同42%)が群馬県で、栃木県12戸、福島県11戸が続きます。2024年11月の調査では、経営主の65%(74戸)が70歳以上でした。繭を生糸にする製糸工場も、1951年の288工場から2025年は7工場(うち国産生糸を作るのは5社)になっています。

日本の蚕糸業(2025年・大日本蚕糸会)
・養蚕農家 113戸(2005年は1,591戸)
・繭の生産量 31トン(生糸換算 約6トン)
・国内の絹需要 5,700トン
・そのうち国産生糸の比率 0.14%(1990年は33.83%)
・繭の買取価格の平均 2,913円/kg(生産費の試算は4,537円/kg)

使う絹のほとんどは海外から

2025年の国内の絹需要は5,700トン。そのうち国産生糸は8トンで、比率は0.14%です。1990年には3割以上が国産でした。用途は洋装が5,400トンと大半を占め、和装は1割以下になっています。生糸そのものの輸入も、財務省の貿易統計で2025年は125トンと、2001年(1,822トン)の10分の1以下。代わりに、糸や布、製品のかたちで入ってくる絹が多くなっています。

世界に目を向けると、国際養蚕委員会(ISC)は、シルクは世界の繊維市場の0.2%未満でありながら、約60か国で生産されていると紹介しています。最大の生産国は中国、2番目はインドです。

「純国産絹マーク」を目印に

国産の繭と生糸だけで作られた製品には、2008年に始まった「純国産絹マーク」が付けられます。2025年4月からは国産の絹糸も対象に加わりました。シルクを選ぶとき、産地を確かめる手がかりになります。

羊毛やシルクが世界の繊維に占める割合は羊毛は繊維の0.9%|ウール・カシミヤ・シルクの規模、日本の服の輸入については日本の服の98.6%は輸入品で紹介しています。

参考:一般財団法人大日本蚕糸会「蚕糸業の現状について」(2026年8月)、財務省貿易統計、農林水産省「蚕糸業をめぐる事情」、International Sericultural Commission「Global Silk Industry」

——Value Village編集部