
HIVとともに生きる人は世界で4,100万人
UNAIDSファクトシート2026
本文章內文為日文。
国連合同エイズ計画(UNAIDS)は2026年7月、最新の「Global HIV statistics(ファクトシート2026)」を公表しました。172か国の報告にもとづく推計で、2025年にHIVとともに生きる人は世界で4,100万人(推計幅3,530万〜4,750万人)とされています。
このうち成人(15歳以上)が3,970万人、子ども(0〜14歳)が130万人。女性と女児が全体の53%を占めます。
新たな感染は120万人、ピーク時から65%減
2025年に新たにHIVに感染した人は120万人と推計されました。最も多かった1994年の350万人と比べると65%少なく、2010年の210万人からは42%減っています。子どもの新たな感染は2010年の30万人から9万3,000人へと69%減りましたが、UNAIDSは「近年は進展が止まっている」と指摘しています。
エイズに関連する病気で亡くなった人は2025年に57万人。ピークだった2004年の210万人から73%減りました。それでもUNAIDSは「2025年には1分に1人がHIV関連の原因で亡くなった」と記しています。
2025年の主な数字(UNAIDS推計)
・HIVとともに生きる人:4,100万人
・新たな感染:120万人(2010年比42%減)
・エイズ関連の死亡:57万人(2004年比73%減)
・抗レトロウイルス療法を受けている人:3,210万人(2010年は760万人)
「95-95-95」目標はどこまで来たか
国際目標の「95-95-95」は、HIVとともに生きる人の95%が自分の感染を知り、そのうち95%が治療を受け、さらにそのうち95%でウイルス量が抑えられている状態をめざすものです。2025年の推計は次のとおりでした。
- 自分の感染を知っている人:88%(知らない人は約500万人)
- 知っている人のうち治療を受けている人:89%
- 治療を受けている人のうちウイルス量が抑えられている人:95%
HIVとともに生きる人全体で見ると、治療を受けているのは78%。成人女性の84%に対し成人男性は74%、子どもは55%にとどまり、男女や年齢による差が残っています。
国際的な資金は18%減少
2025年末に低・中所得国のエイズ対策に使えた資金は176億ドルで、2030年までに毎年必要とされる219億ドルを約20%下回りました。約60%は各国の自己資金で、国内資金は4%増えた一方、国際的な資金は18%減り、ここ20年近くで最大の落ち込みとなりました。
感染症の世界統計は、同じく国際機関がまとめる結核を発症した人は世界で1,070万人|WHO世界結核報告2025やマラリアは世界で2億8,200万人|WHO世界マラリア報告2025でも紹介しています。
参考:UNAIDS「Global HIV statistics – Fact sheet 2026」(2026年7月)
※この記事は公的機関が公表した統計・制度情報を紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある場合は医療機関にご相談ください。
——Value Village編集部




