オリーブオイルの小びんとトマト

世界のオリーブオイルは344万トンへ
不作の2年からの回復

パスタやサラダに欠かせないオリーブオイル。ここ数年、店頭価格が大きく動いたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。背景にあったのは、地中海沿岸の干ばつと高温による2年続きの不作でした。国際オリーブ理事会(IOC)が公表している需給統計から、その後の回復の様子をたどります。

2024/25年度、生産は38%増

IOCの暫定値によると、2024/25年度の世界のオリーブオイル生産量は357万2,000トンで、前年度から38%増えました。消費量は約321万5,000トン(15%増)、輸入量は約119万8,000トン(15%増)と見込まれています。供給が戻ったことで、消費も貿易も同時に回復した一年でした。

2025/26年度は「横ばい圏」の見通し

続く2025/26年度について、IOCは生産量を344万トンと推計しています。前年度より4%少ないものの、不作期と比べれば高い水準です。一方、消費量は324万8,000トン(1.0%増)と、わずかに伸びる見通しです。輸入・輸出はいずれも120万トンを超えると見込まれています。

IOCの数字(世界全体)
・2024/25年度 生産 357万2,000トン(+38%)/消費 321万5,000トン(+15%)
・2025/26年度(推計) 生産 344万トン(−4%)/消費 324万8,000トン(+1.0%)

天候に左右される「農産物」として

オリーブオイルは工業製品ではなく、木になる果実から搾る農産物です。一度の干ばつが翌年以降の収穫にも影響しやすく、生産の多くを地中海沿岸の国々が占めるため、地域の天候がそのまま世界の需給に表れます。数字が回復したいまも、産地の気候の変化は引き続き注目されています。

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参考:国際オリーブ理事会(International Olive Council)

——Value Village編集部