脂性肌のケアについて、よくある誤解は?
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「テカリ」「皮脂」の悩みは、湿度の高い東アジアで特に多く、海外のコミュニティでも「洗えば洗うほどよいのか」と繰り返し問われます。日本では化粧品で言える範囲と、皮膚科の領域が分かれています。
判断の材料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 洗顔の回数 | 朝晩の2回が一般的な目安。それ以上は乾燥を招きやすい |
| 洗顔料 | 泡で洗い、ぬるま湯(32〜34℃程度)で流す。熱いお湯は皮脂を奪いすぎる |
| 保湿 | 省かない。油分の少ないジェル・乳液タイプを選ぶ人が多い |
| 日中の皮脂 | あぶらとり紙・ティッシュで押さえる。こすらない |
| 皮脂と季節 | 気温が上がると皮脂分泌が増えるとされ、夏に悩みが増える |
- 化粧品で表現できるのは「皮脂を洗い流す」「肌をひきしめる」「皮膚の脂質を取り除く」など56項目の範囲。「皮脂の分泌を抑える」は化粧品では言えません(医薬部外品の承認効能の領域)。
- にきびが繰り返す・炎症を伴う場合は、化粧品の範囲を超え、皮膚科の領域です。日本皮膚科学会は尋常性ざ瘡(にきび)の診療ガイドラインを公表しています。
【要検証】56項目は薬食発0721第1号、ガイドラインは日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」で確認してください。
誤解1|洗顔を増やせばテカらない
洗いすぎは乾燥を招き、かえって皮脂が目立つという経験が多く語られています。回数より、洗い方と保湿。
誤解2|脂性肌には保湿は不要
水分と油分は別です。水分が不足していると、肌表面は皮脂でテカりながら内側は乾いている状態が起きるとされます。さっぱりタイプで保湿が定番です。
誤解3|あぶらとり紙は皮脂をすべて取るのがよい
取りすぎは乾燥につながります。Tゾーンを軽く押さえる程度にとどめる人が多いです。
誤解4|アルコール入り化粧水で引き締めれば解決
一時的なさっぱり感はあっても、アルコールは乾燥と刺激の原因になることがあります。合う・合わないは個人差です。
誤解5|脂性肌は体質だから何をしても同じ
睡眠・食事・季節・ホルモンなどで変化します。にきびを伴うなら、保険適用の治療薬が皮膚科で処方されます。化粧品の範囲で悩み続ける必要はありません。
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出典
- 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(薬食発0721第1号)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/kesyouhin_hanni_20111.pdf
- 公益社団法人日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/
- 公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A にきび」
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa3/index.html
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化粧品は疾病の治療・予防を目的とするものではありません。肌に異常を感じた際は使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。
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